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DeNA筒香執念V打、侍コーチ権藤氏ゲキに応えた

日刊スポーツ 5/12(金) 8:05配信

<中日3-4DeNA>◇11日◇ナゴヤドーム

 DeNAが主砲の“ポテンヒット”で、勝率5割に復帰した。筒香嘉智外野手(25)が、7回に右前へ落ちる今季3度目の決勝タイムリーを放った。先発し好投したジョー・ウィーランド投手(28)に無傷の3連勝をもたらす、執念の一打。自身も今季2度目の3安打で、打率を今季初めて3割に乗せた。今日12日からはホームに首位阪神を迎え、昨年7月30日以来の貯金を狙う。

【写真】抱き合う筒香と中田

 伸びもない。高さもない。それでも筒香の一打が、勝利を呼び込んだ。7回2死三塁でカウント1-2。追い込まれていたが、中日岡田のカーブに合わせた打球は、緩やかな軌道を描いた。前夜にスタンドへ突き刺した弾丸ライナーによる今季3号とは打って変わって“ポテンヒット”。長打を警戒して、フェンス近くにいた右翼平田の前に、落ちた。「どうしても(先発の)ウィーランドに勝ちをつけてあげたかった」と執念の決勝タイムリーだった。

 主将としてチーム全体へ、常に視野を向けている。後輩選手たちの行動にも目を配り、必要であれば雷を落とすこともある。そんな中で、来日1年目にして誠実に野球と向き合うウィーランドの姿は、主将の目にもしっかりと映っていた。「いつも勝ちに貪欲に練習する姿をずっとみんなが見てきた」。4月29日に祖父が亡くなっても、帰国しないでチームに残って投げ続ける右腕へ、なんとか今季3勝目を届けたかった。

 試合前、侍ジャパンで投手コーチを務めた権藤氏にハッパを掛けられていた。座って待ち受ける同氏に深々とあいさつをすると、言われた。「だいぶ振れているぞ! 昨日のセカンドフライも1歩間違えればスタンドに飛んでた。その調子でどんどんいけ!」。その言葉通り、本調子を取り戻しつつある主砲は6回と9回にも打って、今季2度目の猛打賞。振り切ったバットが、打球を外野へと運んだ。

 勝率5割も、打率3割も筒香にとっては通過点でしかない。「チームが勝てればそれでいい。そこ(勝率5割)を目指しているわけではない。最後に優勝することが目標。そのためにやっていく」。横浜に乗り込んでくる首位の虎を、本拠地で迎え撃つつもりだ。【栗田成芳】

最終更新:5/12(金) 9:34

日刊スポーツ

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