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小池知事クールビズ論争に反論「28度」は科学的だ

日刊スポーツ 5/12(金) 16:26配信

 東京都の小池百合子知事は12日の会見で、11日の副大臣会議で、自身が生み出した夏の軽装政策「クールビズ」をめぐり、冷房使用時の室温が28度に設定されていることの見直しが議論になったのを受け、科学的&法的根拠を引き合いに、正当性を主張した。都政とは直接関係ない話題だが、「たぶん聞かれると思って作った」と、「クールビズのコンセプト」と題した資料まで報道陣に配布する、念の入れよう。生みの親として、もの申した。

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 小池氏は28度とした科学的根拠について、適温を17~28度と定めた労働安全衛生法や、いわゆるビル管理法を紹介。また、当時の企業のアンケートで平均室温が26度で、襟元を開けて上着を取ると体感温度が2度下がるとの報告を受けたとして、「単純計算でも(28度になり)この法律の中に入る。科学的、法的にも制度設計は行っている」と強調した。「エアコンの設定温度と室温は違う。当初から混同が多かった。クールビズは、室温を上限28度にしましょうと提案だ」と、理解を求めた。

 クールビズのスタート後、「エアコンの技術革新につながり、繊維産業で機能性繊維を熱心に開発いただき、世界に売れている」と効果を強調。目的は地球温暖化対策だけに、05年の夏だけで46万トンのCO2削減につながった効果も、訴えた。

 また「男性は、28度では暑いと思うが、女性はオフィスでひざかけをしている。女性は寒い。むしろ、女性に目を向けた観点で、クールビズを始めた」と、女性を意識した政策だったと強調。

 11日の副大臣会議で、異論を唱えた1人が、2005年のクールビズ開始時、環境省の担当課長だった盛山正仁法務副大臣で、「温度設定を、働きやすさの観点から科学的に検討してはどうか」と、28度の設定に異論を唱えたとされるが、小池氏は、「ああ、(官僚から)政治家になられたなあと思った」と、痛烈に皮肉った。

最終更新:5/12(金) 16:32

日刊スポーツ