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MUFG:経営幹部のIR、銀行部門で首位に-世界の投資家調査

5/12(金) 10:32配信

Bloomberg

日本企業の経営幹部によるIR活動に対する世界の機関投資家の評価ランキングで、三菱UFJフィナンシャル・グループが、みずほフィナンシャルグループを抜き銀行部門でトップに立った。

MUFGは経営幹部へのアクセスの良さ、IRの信頼性、財務報告の透明性などを評価するインスティテューショナル・インベスターが行った2017年調査で、ベスト最高経営責任者(CEO)、ベスト最高財務責任者(CFO)、ベストIR責任者などの複数のカテゴリーの総合ランキングで1位になった。

三菱UFJが首位になるのは13年の調査開始以来初めて。これまでは4年間みずほFGが首位を守っていた。同社は世界のファンドマネジャーやアナリストなど1007人にどの企業の幹部が株主価値最大化のために責任を果たしているかなどを調査した。

三菱UFJ財務企画部の安部勝IR室長はブルームバーグ・ニュースのインタビューで、「外国人投資家による面談依頼が急激に増えてきている。おそらく倍増している」と述べ、「スチュワードシップコードにより機関投資家は資金の出し手に説明を求められている」と背景を分析した。

三菱UFJは14年度から16年度に、1000億円から2000億円規模の自社株買いを毎年実施していて、株主還元策で他行と一線を画している。

ストックホルム、エジンバラ

このほか、同社はIRで香港、シンガポール、ロンドン、パリ、フランス、ニューヨークのほか、ストックホルム、アムステルダム、エジンバラの小口の機関投資家との個別ミーティングの要請にも、「丁寧に対応している」という。

MUFGの安部室長はランキングについて「非常にうれしい評価だ」とし、「新しく株を買おう、より長期に投資しようという動きにつながっていくのではないか」と語った。

インスティテューショナル・インベスターのマネジングディレクター、ウィル・ローランド・リース氏によれば、今回の調査に回答した投資家やアナリストの6割以上が外国籍で、みずほFGはこれまで最も評価の高かった銀行に選ばれていた。

三菱UFJの外国人持ち株比率は30%強と増加傾向にあり、海外投資家への対応が資本政策では重要になってきている。同社は15日、16年度決算を発表する予定だ。

第5段落以降に自社株買いやIRについて追加しました.

Takahiko Hyuga

最終更新:5/12(金) 14:47
Bloomberg