ここから本文です

カナダ住宅金融ホーム・キャピタル、資金調達と事業継続能力に不安

Bloomberg 5/12(金) 11:19配信

取り付け騒ぎに見舞われている住宅金融を手掛けるカナダの金融機関、ホーム・キャピタル・グループは11日、1-3月(第1四半期)決算を発表するとともに資金調達能力の不安を明らかにした。

発表文で同社は「評判が傷ついた結果、将来の資金調達能力を巡り大きな不透明感が存在する」とし、これによって事業継続能力に「大きな疑問が生じかねない」と指摘。「短期的には顧客にもっと積極対応できるようにより多くの資金源を探るとともに、事業を軌道に戻すための長期的な解決策を探ることに経営陣は集中している」と説明した。

ホーム・キャピタルでは提供する住宅ローンのための資金を預金者が引き出している。11日の別の発表資料によると、同社の流動性資産は10日時点で約10億1000万カナダ・ドル(約840億円)。オンタリオ州年金基金からの救済融資20億カナダ・ドルのうち、14億カナダ・ドルを引き出したことも明らかにした。

ホーム・キャピタルの問題が他の金融機関やトロントやバンクーバーで高騰する不動産市場に波及しないか、投資家は懸念している。カナダ・ドルは下落し、年初来騰落率がG10通貨の中で最悪。また、格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは10日、家計債務増大と住宅価格高騰を理由に同国の主要銀行6行を格下げした。

原題:Home Capital Says Reputational Hit Casts Doubt on Survival (1)(抜粋)

Katia Dmitrieva

最終更新:5/12(金) 11:19

Bloomberg