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ドルは113円台後半、米金利低下や株安重し-G7会議や米指標見極め

Bloomberg 5/12(金) 11:46配信

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=113円台後半で推移。前日の米国市場で株安・金利低下を背景にドルが対円で下落した流れを引き継いだ。主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議や米消費者物価指数(CPI)・小売売上高の発表を控えて、投資家は慎重姿勢。

12日午後3時27分現在のドル・円は前日比0.1%安の113円73銭。113円95銭まで上昇した後、113円64銭まで下落した。午後は下げ渋る展開。

三井住友信託銀行マーケット金融ビジネスユニット為替セールスチームの西田朋広主任調査役は、「株安やスピード調整で小反落。週末にG7会議を控えており、北朝鮮への警戒感も強まりやすく、円売りを抑制する材料」と話した。

G7財務相・中央銀行総裁会議はイタリアのバーリで13日まで開かれる。共同声明の為替に関する文言は3月のG20声明を踏襲し、貿易問題は議題にならない見通し。JPモルガン・チェース銀行の棚瀬順哉為替調査部長は12日付リポートで、「ドル安を通じて貿易不均衡を是正したい米国の意向が声明や場外の発言に反映される可能性は排除できず、一応注目が必要だろう」との見方だ。

米上院は11日の本会議で、ロバート・ライトハイザー氏の米通商代表部(USTR)代表就任を承認した。トランプ政権が北米自由貿易協定(NAFTA)をはじめとする通商関係を見直す道が開かれた。

11日の米国市場では、一部百貨店の決算不振を受けて株式相場が下落、10年債利回りは3ベーシスポイント(bp)低下の2.39%程度で終了した。ドル・円は一時0.7%安の113円46銭と、4月11日以来の下落率となった。4月の米生産者物価指数(PPI)は前月比0.5%上昇と、市場予想(0.2%上昇)を上回った。12日の東京株式相場は3日ぶりに反落、TOPIXは前日比6.15ポイント(0.4%)安の1580.71で取引を終えた。

12日の米国では4月のCPI、小売売上高、5月のミシガン大学消費者マインド指数などが発表される。ブルームバーグ調査によると、CPIは前月比0.2%上昇、前年比2.3%上昇が見込まれている。3月はそれぞれ0.3%低下、2.4%上昇だった。小売売上高は前月比0.6%増加(前月は0.2%減)の見通し。

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最終更新:5/12(金) 15:51

Bloomberg