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【日本株週間展望】一進一退、堅調な業績や日米景気支え-過熱感重し

Bloomberg 5/12(金) 15:57配信

5月3週(15-19日)の日本株は一進一退の動きがが予想される。堅調な企業業績や日米景気から下値不安は小さいものの、短期急上昇による相場の過熱感や相対的な割安感の薄れから、積極的に買う手掛かりも乏しい。

国内企業の収益力が高まりは投資家に安心感を与える。日経平均株価の予想1株利益(EPS)は10日に1303円と、初めて1300円台に乗せた。大和証券によると、金融を除く主要200社の2018年3月期計画は10日時点で4%の経常増益。為替前提の影響で自動車は2桁減益の見通しだが、減益は25業種中4業種にとどまるという。3月期決算発表のピークが過ぎる中、第3週は15日に三菱UFJフィナンシャル・グループなど3メガバンクや第一生命ホールディングス、19日に東京海上ホールディングスなど大手損保が決算を発表する。日米の経済指標では堅調なファンダメンタルズが確認できそう。ブルームバーグの調査によると、18日に発表される1-3月の国内総生産(GDP)速報値は前期比年率1.8%増と、16年10―12月の1.2%増から伸びが加速する見通し。米国では16日に4月の住宅着工件数と鉱工業生産指数が発表され、住宅着工件数は前の月の6.8%減から2.9%増へプラス転換が見込まれている。フランス大統領選が波乱なく通過し、北朝鮮など地政学リスクへの過度な懸念が薄れる中、米国株投資家の恐怖心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)は1993年以来の低水準近辺で推移しており、投資家のリスク許容度は増している。

もっとも、日経平均は4月14日の直近安値(1万8335円)から1500円(8%)余り上昇。東証1部の上昇・下落銘柄数の百分比を示す騰落レシオなど一部テクニカル指標は過熱感を示唆している。東海東京調査センターの長田清英シニアグローバルストラテジストは、日本株は「短期間で上がり過ぎた」と指摘。外国人投資家は日本株現物を5月1週まで5週連続で買い越し、戻り相場をけん引したが、「政治の不透明感の薄れる中、海外勢は日本株よりバリュエーション面で割安感のある欧州株に向かいやすい」とみる。企業の決算発表が一巡して手掛かりが乏しくなることも、上値を抑える要因となりそう。第2週の日経平均は週間で2.3%高の1万9883円90銭と4週連続で上昇、11日には年初来高値を更新し2015年12月以来の高値を付けた。

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最終更新:5/12(金) 15:57

Bloomberg