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話題のトースターを使ってみた――タイガー「コンベクション オーブン&トースター やきたて」編

ITmedia LifeStyle 5/13(土) 6:40配信

 最近トーストが美味しく焼けるというトースターが話題です。そこで今話題のオーブントースターを3台使って食べ比べてみることにしました。

きつね色のトーストができました!

 取り上げるのは、アラジンの「グラファイトグリル&トースター」、バルミューダの「スチームトースター バルミューダ The TOASTER」(以下、The TOASTER)、タイガー魔法瓶の「コンベクション オーブン&トースター やきたて KAS-G130」(以下、やきたて KAS-G130)の3台で、全3回に分けてお届けします。今回は、タイガー魔法瓶の「コンベクション オーブン&トースター やきたて KAS-G130」をご紹介します。

● 熱風コンベクションで ムラ無く!マニュアル操作も

 これまでご紹介したAladdinやバルミューダと比べるとサイズも大きく、トースト用というよりは、もっと本格的なグリルやオーブン料理に使うことを前提に考えられているのがタイガーの「やきたて KAS-G130」です。

 パワーは1300Wで、庫内に3本のヒーターを備え、約80~250°Cの無段階温度調節ができます。タイマーは最大30分のロングタイマー。庫内はグラタン皿なら3皿置、食パンは3枚まで、ピザなら25cmが焼ける広さをもっています。ホーロー加工された調理トレイ1枚と焼アミ1枚が付属します。

 大きな特徴は、遠赤熱風で全体をムラなくこんがり焼きあげる「熱風コンベクション」を搭載していることと、普段使いしやすい「オートメニューキー」と、マニュアル操作ができる「手動(タイマー)メニュー」を備えていることです。

 「オートメニューキー」は、パン生地の2次発酵から焼きまでできる「手作りパン」をはじめ、「ピザ」、グラタンやピザなどに焦げ目をつけられる「こんがり上火」、さらに「もち」「グラタン」、クロワッサンなら4個あるいはフランスパン4切れを約3分で温められる「パンあたため」、冷凍食パンも最大3枚までOKな「トースト」の7つが用意されています。

 手動(タイマー)メニューには、80°Cから100、120、140、160、180、200、230、250℃まで選択できる温度調節つまみと、10分までは0.5分単位、最大30分まで設定できるタイマーキーがあります。

 一眼カメラでいえば、なんでもおまかせのオートモードと、目的にあわせて細かい調整ができるマニュアルモードのようなもの。この2つのモードを使い分けることで、幅広いメニューに対応できるわけです。

 デザインとしてはシルバーベースのボディーを黒が引き締めており、ちょっと武骨な感じも残しつつもスタイリッシュ。甘さがなく、飽きのこないものになっています。

●基本のトーストをチェック!

 恒例のトーストチェックですが、その焼け具合に感動しました。コンベクションオーブンなので、トーストは“おまけ”かと思いきや、焼け具合にやきたて KAS-G130らしい特徴とおいしさが出ていていたのです。

 他の2台に比べてややサイズが大きいので、最初は6枚切りの食パンを1枚だけ入れて、たった1枚だけの焼け具合をチェックしてみました。

 専用のキーはありますが、枚数と焼き色の指定ができるのが1つの特徴。パンを焼アミに乗せて電源キーを押してから、「トースト」キーを押して枚数を指定。続いて焼き色を決めると調理がスタートします。

 1枚、焼き色レベル3を指定したところ、3分でトーストできました。それが焼きムラもなく、両面ともに綺麗にこんがりと焦げ目のついた美しいトーストなのです。歯ごたえはまさによくある香ばしいトーストそのものですが、とにかくキレイ。

 続いてその庫内サイズを生かして最大量の食パンを焼いてみました。やきたて KAS-G130では最大3枚まで焼けるとしていますが、向きを工夫すればなんとか4枚はのせられます。そこで、4枚並べてトースト枚数3枚の焼き色3で焼いたところ、きれいなトーストが4枚焼けました。

 フルに4枚並べたら焼きムラも発生しそうですが、そこはさすがのコンベクション。庫内の温度が均一表も裏もほぼ均一の焼き具合です。これなら家族4人分のトーストがバランスよくカラッとおいしく焼けるはずです。もちろんたった1枚からでもOK。

●チーズトーストをこんがり焼くなら、ちょっとイレギュラーな方法で

 このきれいなトーストにチーズをのせたらどうなるのか。そこで6枚切りの食パンにシュレッドチーズとスライスチーズをのせて、同時に200℃で5分(取扱説明書のピザトーストの焼き時間)で焼いてみました。

 すると、表はこんがり、でも裏は真っ白に。それもそのはず。取扱説明書では、下にアルミホイルを敷くよう推奨していたのです。溶けたチーズが下に落ちるとヒーターが汚れてしまうからでしょう。裏から水分が逃げないのでしっとりしているのですが、コレジャナイ感がぬぐえません。

 そこで思い切ってチーズは落ちないように配慮しながら、アルミホイルなしで焼いてみました。すると、とても香ばしいチーズトーストが完成。前回ご紹介したバルミューダ The TOASTERに比べて食感がハードになりますが、これはこれで好きな人はたくさんいそうです。

 シュレッドチーズをこぼれないようにするのは大変なので、裏側もしっかり焼けるようなアイテムが欲しくなります。

● 「パンのあたため」はクロワッサンもフランスパンも

 定番のクロワッサンをあたためるなら、「パンのあたため」キーを押すだけです。クロワッサン専用モードではありませんが、何も考えることなく、これで表面をこがすことなくサクサクかつ中はアツアツ状態がよみがえったので、クロワッサンファンも安心でしょう。

 ちょっと時間が経ったフランスパン(スーパーで購入)も同様に温めてみました。温める前はぼそっとしているので食べにくかったのに、内部に柔らかさを残しながらも、サクサクパリパリと軽く食べられるようになりました。スープに浸しつつ食べるとうれしいクリスピーさです。買ったときとはまったく違う食感というのがクロワッサンとは違うところがユニーク。これもコンベクション効果かもしれません。焦がさないので、パン粉作りにも活用できそうです。

●揚げないから揚げはこんがり

 さすがコンベクションオーブンだけあって、ノンフライ調理はお手のもののようです。

 鶏もも肉1枚分を7切れ分にカットして、いつもの要領で味付けし、小麦粉をつけて皮を上に向けて付属の調理トレイの上に。250℃で10分焼いてみました。鶏肉は中までしっかり熱が通っており、皮もバリっといていて美味です。

 通常は肉の下に焦げ目はできにくいのですが、やきたて KAS-G130はむしろトレイ側がこんがりと焦げていたのが印象的。蓄熱性が高いホーロー加工ということですが、まさにその通りのようです。焼き野菜などを作ったら美味しそうです。

●揚げものの温めなおしもカラっと

 ありそうでなかったのが、お総菜の温め直し用のキーです。そこで、調理トレイにのせて、串揚げ、いも天、イカ天を180℃で6分加熱してみたところ、冷蔵庫でしんなりしていた揚げものたちが、無事カラッとよみがえりました。できたてかと思うカラッと感です。

 慣れれば温度や時間の設定もスムーズにできると思いますが、やはり温め直し専用キーがあるとより便利になりそうです。

● トーストからその他の料理もまるごと任せたい方に

 やきたて KAS-G130を使ってみて感じたのは、本格的な料理までしっかり活用したい方にとってとても便利そうだということでした。機能を詰め込んだオールインワンのオーブンレンジより、プレーンでシンプルな電子レンジと組み合わせると、とても活躍しそうです。

 そして、やはりうれしかったのは、やきたて KAS-G130ならではの香ばしくおいしいトーストが焼けたということ。特にあのムラのなさに感動しました。見事なきつね色は必見。1枚でも4枚でも同じというのも魅力です。

 オートメニューキーでの焼き色の調整だけでなく、アレンジができる「手動(タイマー)メニュー」があるところもポイント。いろんな具を乗せて、自分の味やレシピを追求したくなったときにきっと重宝するでしょう。やきたて KAS-G130は、凝り性の方にいいトースターといえそうです。

最終更新:5/13(土) 6:40

ITmedia LifeStyle