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「バガボンド」に「海老蔵の大河」…400年経っても愛される「宮本武蔵」その理由とは?

5/13(土) 7:15配信

withnews

 今から400年以上前の1612(慶長17)年5月13日(旧暦では4月13日)は、あの有名な「巌流島の決闘」が行われた日です。宮本武蔵の生涯は、何度も映画化され、大河ドラマにもなりました。漫画『バガボンド』も人気です。なぜ、こんなにも武蔵は、愛されているのか? 決闘の日に振り返ってみます。

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剣聖・宮本武蔵

 1582年、または84年、美作国宮本村(現在の岡山県)で生まれた武蔵は21歳で武者修行を始めました。

 京都・一条寺下り松の決闘で将軍家師範を務めた、吉岡一門を倒し、天下に名をとどろかせます。武蔵は二刀流の達人で、諸国武者修行で60あまりの戦いに勝利し、「剣聖」と呼ばれるようになりました。

宮本武蔵を題材にした作品

 宮本武蔵を題材にした作品は数多くあります。

■吉川英治『宮本武蔵』
 現在の「宮本武蔵」像を作ったと言っても過言ではないのが、この小説です。マンガ『バガボンド』、大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』も、吉川英治の『宮本武蔵』が原作になっています。

■井上雄彦『バガボンド』
 『スラムダンク』を世に送り出した井上雄彦さんが、1998年から週刊モーニング(講談社)に連載。現在も続く人気マンガです。原作を吉川英治の『宮本武蔵』としつつも、独自の設定を加え、読者を魅了しています。

■NHK大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』
 2003年、市川海老蔵さん主演の大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』では、ライバルの佐々木小次郎をTOKIOの松岡昌宏さん、恋人・お通を米倉涼子さんが演じました。

宮本武蔵が心に刺さる3つの理由

 宮本武蔵は、なぜこんなにもファンの心に刺さるのでしょう?

努力して成長する「苦労物語」

 武蔵には努力して、成長していく「苦労物語」があります。

 文芸評論家・末國善己さんは、2014年2月19日の朝日新聞記事で次のように指摘しています。

 「日本人は、スポーツを武士道になぞらえるのが好きです。選手に努力と忍耐を求める。そういうヒーロー・ヒロイン像の原型は、1935年に連載が始まった吉川英治の『宮本武蔵』でしょうね。吉川は、剣は強いが愚かな青年として武蔵を描いた。不完全な人間が努力して成長していく姿が、日本人の精神性に非常に合った」

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最終更新:5/13(土) 8:19
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