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国学院大に本棚兼読書スペース「みちのきち」 若者に本を「未知を既知に」

産経新聞 5/13(土) 7:55配信

 若者にもっと本を読んでもらおうと、国学院大(渋谷区)は一般利用も可能な本棚兼読書スペース「みちのきち」をオープンさせた。貸し出しカウンターなどはなく、好きな本を手に取ることができる。今後も学内に同様の読書スペースを開設し、新たな“知の入り口”として定着させていく。

 昨春に立ち上げたプロジェクトチーム(PT、責任者・石井研士副学長、中村大介財務部次長)では、読書を通じての国語力強化などを目指して討議を進めてきた。その背景には、同大学生対象の調査で判明した、「マンガ・雑誌を除く1週間の読書時間は0時間」が33・4%にも達するという衝撃的な実態があった。

 渋谷キャンパス学術メディアセンター1階に登場した「みちのきち」。平仮名による表記は「未知のことを既知に変え、人生(道)の迷いに向かい合い、機知に富んだ大人になれるような本がある基地」との思いが込められている。

 柱を囲む4面の書棚に傘が覆いかぶさる奇抜な外観だ。傘の内側も書棚になっていて「日本の来歴」など7ジャンル約800冊が並ぶ。マンガ、写真集、専門書と脈絡がなさそうに見える蔵書だが、「一冊を読むと次につながる本がそろう」という。

 「ワクワク感満載の宝箱を楽しんで」「読書しなくても居心地良くなる癒やしの場」とPTメンバーは期待を込めて見守る。利用時間は午前9時~午後8時(不定休)。

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 オープン記念のトークイベント「ほんのひとコマ」を19日午後4時10分から開催する。選書担当のブックディレクター・幅允孝(よしたか)氏、設計を担当した建築家・谷尻誠氏、ロゴを考案したグラフィックデザイナー・木住野(きしの)彰悟氏と石井副学長が登壇し、「みちのきち」について熱い思いを語る。参加無料。

 申し込みは「国学院メディア」の専用フォーム(https://k-form.kokugakuin.ac.jp/m?f=155)から。問い合わせは広報課(電)03・5466・0130。(日野原信生)

最終更新:5/13(土) 8:14

産経新聞