ここから本文です

菩薩になりきり「練供養」 神戸・太山寺

神戸新聞NEXT 5/13(土) 8:31配信

 金色の面と衣装を身にまとい、菩薩の姿にふんした参拝者が回廊を練り歩く「練供養」が12日、神戸市西区伊川谷町前開の太山寺であった。集まった22人が阿弥陀堂を3周し、厳かな雰囲気を醸し出した。

【動画】「練供養」の様子

 人が亡くなる際、菩薩を引き連れた阿弥陀如来がこの世に現れるという「来迎」を再現した仏事で、極楽往生を願う。太山寺では江戸時代から続くとされ、同寺によると、菩薩の面を着ける行事は県内でも珍しいという。

 参拝者らは、江戸期から伝わるという菩薩の面とさまざまな色の衣装を身に着け、阿弥陀堂に集合した。

 住職らがお経を唱える中、後光を模した輪状の飾り「光背」を背中に着けた“菩薩”の一群は、楽器やつえなどを携えて練供養に出発。地元の園児らが参加したかわいらしい稚児行列と共に、回廊を練り歩いた。

 昨年太山寺を訪れたことがきっかけで、初めて練供養に参加した神戸市垂水区新舞子の男性(67)は「前が全く見えなくてびっくりしましたが、菩薩になりきったことはいい経験です」と笑顔で話していた。(杉山雅崇)

最終更新:5/13(土) 17:43

神戸新聞NEXT