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東京五輪の事前キャンプ地 オセアニア地区委が龍ケ崎市を有力視

茨城新聞クロスアイ 5/13(土) 4:00配信

2020年の東京五輪を見据え、オセアニア地区五輪委員会の視察団が11日、事前キャンプの招致活動を展開する龍ケ崎市を訪れた。オセアニア地区のスポーツ選手は流通経済大(同市)と交流があるほか、同市のキャンプ招致活動委も5月上旬にグアム島でのオセアニア地区五輪委総会に出席、両者の結び付きは強まっている。体育施設を見学したリカルド・ブラス同五輪委事務局長は「設備はオセアニアの国々より優れており、キャンプ地になる可能性は高い」と評価した。


同市は4月に、市と同大運動部指導者らでつくる招致委を発足させた。同大では長年、オセアニア地区の選手を受け入れ、トレーニングに協力するなどしている。招致委は、その実績を生かし、オセアニア地区の十数カ国に狙いを定め、柔道、ラグビー、陸上競技を中心に事前キャンプの招致を目指している。

視察団はフィジーやサモア、トンガなど7カ国の委員ら9人で構成。視察団は午前11時すぎに市役所に到着し、中山一生市長らと名物の「龍ケ崎コロッケ」を堪能した。中山市長は「龍ケ崎は成田空港や東京に近い優位性がある。龍ケ崎を活用し、五輪での活躍につなげてほしい」と訴えた。

午後、視察団は陸上競技場や武道場、同大などを見学。委員からは練習相手や施設設備などについて活発に質問が出されたほか、天然芝が張られた陸上競技場について、「素晴らしい」との声が上がった。

委員は帰国後、日本に来ることができなかった国々に視察結果を報告する予定で、リカルド事務局長は「龍ケ崎は程よい自然があり、練習に専念できる環境が整っている。人も温かく、龍ケ崎を(事前キャンプ地として)有力視している委員もいる」と語った。

招致委の会長として、グアム島でプレゼンテーションを行った川村光男副市長は「フィジーやトンガとは個別に交渉でき、非常に手応えを感じた。選手村への送迎バスの運行や滞在費の補助も考えており、オセアニアの多くの国々にキャンプ地として選んでもらえるよう、今後も龍ケ崎の利点をアピールしていきたい」と話した。


(鹿嶋栄寿)

茨城新聞社

最終更新:5/13(土) 5:05

茨城新聞クロスアイ