ここから本文です

「文教」構想 否決なら撤回 伊豆市長 臨時会再提出へ

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 5/13(土) 8:05配信

 伊豆市が計画する「文教ガーデンシティ」構想の予算が3月の市議会で否決された問題について、菊地豊市長は12日の定例記者会見で、15、16の両日の市議会臨時会に再提出する同構想の予算案が否決となった場合は構想を白紙撤回する考えを示した。

 菊地市長は今回の再提出を「ラストチャンス」と説明。3月の否決を受けて予定地の地権者との交渉を止めていることや、合併特例債の活用期限の面などから「さらに先延ばしは難しく、これでだめなら白紙にせざるを得ない」と語った。

 市は同構想の実施に当たり、2019年度末までの完了事業を対象とする合併特例債の活用を想定。市長は、特例債を活用せずに構想を実施するのは財政面で不可能とし、「内容の見直しの余地がある部分も含め、臨時会で説明したい」と述べた。

 臨時会には、関連事業費8億1800万円を一般会計補正予算案として提出する。3月の本会議採決では、同事業費を盛り込んだ予算原案は賛成6、反対8、棄権1で否決された。

 同構想は約12ヘクタールの土地を開発し、新中学校、こども園、公園などを一体的に整備する事業。総事業費は104億円の想定で、合併特例債の活用で市の実質負担は約40億円と見込む。住宅地も計画していたが、住宅用地は中伊豆温泉病院(同市)の移転候補先として検討することを市が示し、どちらを設けるかがまだ決まっていない。



 ■賛否、歩み寄りなく 市議会が政策討論会

 伊豆市議会は11日夜、「文教ガーデンシティ」構想について議員間で意見交換する「政策討論会」を開いた。各議員が発言して議論したが、賛否の意見の大きな歩み寄りは見られず、採決の行方は不透明なままだ。

 議員全16人が構想に対する考えを述べ、他の議員を指名して質疑する形式で行った。出された意見は「今しか使うことのできない合併特例債で中学校やこども園などを確保することが重要」「これまでに計画の変更や事業費の増大などがあり、構想内容がまっとうでない」など。

 質疑では、新中学校で採用する予定の「教科教室型」の学校運営方式や、財政面などについて議論が交わされた。

静岡新聞社

最終更新:5/13(土) 8:05

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS