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ドル下落、軟調な経済指標受け=NY外為

ロイター 5/13(土) 6:40配信

[ニューヨーク 12日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが円とユーロに対して下落した。米経済指標が軟調となったことで連邦準備理事会(FRB)が年内タカ派的なスタンスを維持するか疑問が出てきたことが背景。

朝方発表された4月の消費者物価指数(CPI)は前年比1.9%上昇と、伸びは前月の2.0%から鈍化し、2015年10月以来の低水準となった。このほか4月の小売売上高は前月比0.4%増と、伸び率は市場予想の0.6%を下回った。

ウエストパック・バンキング(ニューヨーク)のリチャード・フラヌロビッチ氏はCPI統計について、「数カ月前から実質的なコア・インフレ率は脅威をほとんど及ぼさない水準にあることが示されているが、今回もこうした状況に則したものだった」とし、「FRBは年内はあと2回利上げを実施する公算が大きいが、利上げの喫緊性は後退したように見える」と述べた。

CMEフェド・ウォッチによると、フェデラルファンド(FF)金利先物はFRBが年内あと2回の利上げを実施する確率が約49%であることを示す水準にある。この日の経済指標発表前は54%だった。

BMOキャピタル・マーケッツ(ニューヨーク)の外為グローバル戦略部門責任者、グレッグ・アンダーソン氏は、卸売価指数(PPI)や輸入物価統計など今週に入って発表された経済指標は堅調だったため、この日のCPI統計を受けドルが売られる展開になったと指摘。「今回のCPI統計ではPPIと輸入物価で示された状況が確認できなかった」と述べた。 ドルは対ユーロで0.7%安の1.0934ドルまで下落。対円では0.6%安の113.21円まで下落した。前日は2カ月ぶり高値の114.36円まで上昇していた。

主要6通貨に対するドル指数は0.4%下落の99.274。ただ週足では約0.6%上昇となり、過去5週間で初めての上昇となる見通し。

(表はロイターデータに基づいています)

最終更新:5/20(土) 11:50

ロイター