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<夜明け告げるルーのうた>“鬼才”湯浅監督の映像表現とは 初のオリジナルアニメに込めた思い

5/14(日) 10:00配信

まんたんウェブ

 テレビアニメ「四畳半神話大系」「ピンポン THE ANIMATION」などで知られる湯浅政明監督が手がけた劇場版アニメ「夜明け告げるルーのうた」が19日、公開される。独特の映像表現で“鬼才”とも呼ばれる湯浅監督が手がける初めての完全オリジナルの劇場版アニメで、少年と人魚の少女の出会い、少年の成長などが丁寧に描かれる。湯浅監督に作品に込めた思い、映像表現のこだわりなどを聞いた。

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 ◇人を理解するのは難しい

 「夜明け告げるルーのうた」は、寂れた漁港の町・日無町に住む中学生のカイが、人魚のルーと出会い、交流を深めることで次第に心を開いていく……というストーリー。「午前3時の無法地帯」などのマンガ家のねむようこさんがキャラクター原案、「ガールズ&パンツァー 劇場版」などの吉田玲子さんが脚本を担当。女優の谷花音さんがルー、俳優の下田翔大さんがカイを演じるほか、声優として篠原信一さん、柄本明さん、斉藤壮馬さん、寿美菜子さんらが出演する。

 湯浅監督は、人魚がヒロインになった経緯を「元々はバンパイアの女の子と少年が出会う話でした。人間じゃない者と少年が出会い、少年が変わっていく。(脚本の)吉田さんが入り、もっと土着的にする、キャラクターに新鮮味があった方がいいという話があり、いろいろ変わりながら人魚の話になりました。水を描きたかったところもあります」と説明する。

 同作では、人魚は災いをもたらす存在といわれており、ルーと町の住人たちとの間に大きな溝が生まれ、町に危機が訪れる中、カイが心からの叫びで町を救おうとする。大人たちの思惑などが交錯する中で、生々しい人間の感情の動きが描かれ、平気で人の心を傷つけるキャラクターも登場する。

 湯浅監督は「悪い人はいなくて、悪いなりに理由があったり、悪気がなかったりする。出てくるキャラクターには、それぞれの人生がある。人の心を傷つけるようなことを平気でやるけど、気がつかない人もいます。元々、そういうのも好き。それが災いしてシンプルなストーリーが作りにくかったりもしますが」と思いを明かす。

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最終更新:5/14(日) 10:00
まんたんウェブ

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