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FA3選手機能不全に渡辺恒雄氏激怒 巨人に「鹿取GM」急浮上

日刊ゲンダイDIGITAL 5/13(土) 9:26配信

 巨人内がにわかにピリピリし始めた。

 原因はもちろん、前日10日のナベツネ発言。5本塁打で阪神に打ち勝った試合を、上機嫌で観戦した読売新聞グループ本社の渡辺恒雄代表取締役主筆(90)が、オフに獲得したFA選手について話を振られるや、「3人いねえじゃねえか。見る目がなかったんじゃねえか。スカウトがダメだ!」と爆発した一件だ。

 計26億円超もの大枚をはたいて招き入れた山口俊(29)、森福(30)、陽岱鋼(30)のFA3選手が故障、不振でひとりとして一軍の戦力になっていないという状態。それを「見る目がない」とフロント編成部門の責任と断じたわけだから、チーム内がザワつくのも当然である。

■突然のフロント入りに憶測

「カミナリが落ちたのは2年連続ですからね。昨年も首位広島との差が10ゲームに開いた7月に、『これは由伸のせいじゃねえな。フロントだ。こんな補強をせずに、今の陣容で勝てと言ったって無理だよ』とやり玉に挙げられた。このままV逸ということになれば、今オフこそ責任問題は避けられない、ともっぱらです。慶大OBの現GMは同窓の由伸監督の信頼が厚く、選手からも信用されているとはいえ、開幕直後の今年4月には突然、鹿取(義隆=60)元ヘッドコーチがフロント入りし、GM特別補佐に就いた。来年はGMに昇進か、なんて囁かれていましたが、今回のことでそれが前倒しになるかもしれません。鹿取さんは本社の覚えがやたらとめでたいですからね」(巨人関係者)

 長嶋政権で一軍投手コーチ、原政権でヘッドコーチを務めた鹿取氏は確かに、読売首脳から高く買われている。2003年オフにヘッドコーチを辞任すると、読売新聞スポーツアドバイザーに就任。同社が人事に影響力を持つ「侍ジャパン」でも、06年の第1回WBCで投手コーチを務め、その後も中学生以下の日本代表の監督、さらにはアンダー世代を含む侍ジャパン全体のテクニカルディレクターも任された。

 選手、指導者として豊富な経験、実績を持ち、アマチュア球界とのパイプもあって、さらには現役19年で培った人脈が他球団にも広がる。GMにはうってつけの人材ではあるが、「巨人のGMはこれまで、選手経験者が務めたことはない。本来は監督人事を含む編成権のすべてを握るGMは、親会社である読売から出すという考えが根強くある。鹿取さんのGM就任も実現するかは微妙なところ」(読売関係者)という声もある。

 いずれにしろ、ドンのカミナリに球団フロントは戦々恐々だ。

最終更新:5/13(土) 9:26

日刊ゲンダイDIGITAL

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