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日本ハム・大谷の「球宴出場」準備OK!主催者側も躍起 今季登板ゼロでも野手で選出→投手で登板可能

夕刊フジ 5/13(土) 16:56配信

 【江尻良文の快説・怪説】

 「マイナビオールスターゲーム2017」の開催要項発表会見が11日に都内のホテルで開かれ、故障リハビリ中の日本ハム・大谷翔平(22)を巡り虚々実々の駆け引きが行われた。

 会見には昨季両リーグの優勝監督で球宴の指揮を執る全パの日本ハム・栗山英樹監督と全セの広島・緒方孝市監督が出席し、「相手リーグで注目の選手は?」と質問されると、それぞれサプライズ返答。

 「嘉男(よしお)でしょう。やはり素晴らしい選手ですよね。さっき(控室で)緒方監督にも『(抑えるのが)大変でしょう』と言ったんですよね」

 全パの栗山監督はこう打ち明けた。日本ハム監督就任1年目の12年だけ上司と部下の関係。翌年オリックスに交換トレードした因縁のある糸井の名前をあえて挙げた。

 全セの緒方監督も負けじと「僕が一番見たいのは大谷君です」とズバリ。その後あわてて「すいません。ケガを完全に治すのが大事ですが」と栗山監督の立場をおもんばかりフォローした。

 本来なら球宴の金看板、注目度断トツの大谷だが、故障リハビリ中で先行きは不透明。それだけに「大谷」に関する話題は避けて通る雰囲気があった記者会見で、緒方監督は図らずも核心を突いたのだ。

 もっとも、大谷の体調さえ改善されれば、どんな形でも出場できるように舞台裏は準備が整っている。

 昨年大谷は投手としてファン投票で選抜されたが、指のケガの後遺症のため登板不能。特例として野手出場が認められ、試合前のホームランダービーで優勝、第2戦(横浜)ではホームランを放ちMVPを獲得した。

 今年は前代未聞だった特例を文書化し、正式な規定にしている。投手として選出された選手が登板不能でも野手出場が可能ならOK。その逆も認めると明記されている。

 大谷は今季投手としては登板ゼロだが、野手として8試合32打席に立っており、野手として球宴出場に必要な打席数(10試合以上または20打席以上)をクリアしている。

 あとは7月3日の監督推薦を含めた球宴出場全選手決定までに、どこまでケガが回復し体調が戻っているかだけだ。冠協賛が昨年まで9年連続だったマツダ株式会社からマイナビに変わったばかり。しかも、日本球界ラストイヤーの可能性もあるだけに、主催の日本野球機構が大谷の出場に躍起になるのも当然だ。 (江尻良文)

最終更新:5/13(土) 16:57

夕刊フジ