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中国主導で巨大経済圏協議=14日から「一帯一路」会議―北京

時事通信 5/13(土) 14:26配信

 【北京時事】中国が14日から2日間の日程で、シルクロード経済圏構想「一帯一路」に関する国際会議を北京で開催する。

 29カ国の首脳級を含め、130カ国以上から約1500人が集まり、習近平国家主席の主導で巨大経済圏の構築を話し合う。日本は自民党の二階俊博幹事長、松村祥史経済産業副大臣らが出席する。一帯一路をテーマに各国首脳が参加する会議は初めて。

 一帯一路は2013年に習主席が提唱。かつての交易路シルクロードに沿う形で、道路、鉄道、港湾、通信網などのインフラ整備を進め、貿易の活性化を図る。王毅外相は「協力の枠組みを構築することが会議の目的」と説明する。

 既にアジアを中心にプロジェクトが進行し、日本を含む各国の企業が商機をうかがう。中国主導で発足したアジアインフラ投資銀行(AIIB)などが資金支援を担う。日米が率いるアジア開発銀行(ADB)にも中国が協力を呼び掛けた。

 中国の目的は経済分野にとどまらない。イタリアで今月下旬に先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)が開かれることを意識し、国際社会での一層の影響力拡大を狙っている。一帯一路会議には、イタリアのジェンティローニ首相が参加する。

 しかし、英国、フランス、ドイツなど、AIIBに加盟しながらも、首脳の出席を見送る先進国も多い。王外相は「フランス大統領選と時期が重なった」などと釈明するが、各国とも、中国の覇権主義的な動きへの警戒感をにじませる。「一帯一路は中国の軍拡が絡んでいる」と分析する専門家もいる。 

最終更新:5/13(土) 15:49

時事通信