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<トランプ米大統領>メディアとの対立 コミー氏解任で激化

毎日新聞 5/13(土) 19:32配信

 トランプ米大統領は12日、FOXテレビのインタビューで、「(スパイサー大統領報道官による毎日の)記者会見をやめ、私自身が2週間に1回、会見する。いい考えだと思う」と語った。コミー前連邦捜査局(FBI)長官の解任劇を巡る報道官の対応が批判されたことを受けたもので、主要メディアとの対立が改めて激化している。

 トランプ氏はこの日朝、ツイッターで「記者会見をやめ、質問に書面で答えるのが一番いい」と投稿。FOXのインタビュアーから「本気ではないだろう」と確認されると、「スパイサー氏はいい仕事をしているが、袋だたきに遭っている」とメディアへの不満をぶちまけた。

 また、主要メディアがトランプ氏が就任前、コミー氏に忠誠を誓うよう求めたと報じたことについて、「私は求めていない」と否定。一方、ツイッターでコミー氏との会話の録音記録の存在を示唆し、メディアの取材に応じないようにけん制したことについての質問には直接答えず、「彼には正直であってほしい」とかわした。

 会見中止の動きについて、ホワイトハウス記者会は12日の声明で「説明責任や透明性、米国民の知る権利を低下させる」と猛抗議。報道の自由という「憲法に守られた原則を脅かす」と非難した。

 トランプ氏は就任前から、メディアの多くが真実を伝えず「フェイク(偽)ニュース」を流していると繰り返し批判。記者会見で特定の記者に質問の機会を与えないなど、意に沿わないメディアへの攻撃を展開してきたが、コミー氏の解任劇を巡る発言で亀裂をさらに深めている。【武内彩】

最終更新:5/13(土) 22:14

毎日新聞