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格差是正へ成長確保=財政と構造政策を駆使―G7閉幕

時事通信 5/13(土) 19:11配信

 【バーリ(イタリア南部)時事】イタリア南部のバーリで開かれていた先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は13日昼(日本時間同日夜)、経済のグローバル化に伴う格差是正に各国が一致して取り組む方針を盛り込んだ共同声明を採択し、閉幕した。

 声明は「過度な経済格差は成長可能性を抑制する」とし、財政・構造政策を駆使して対応する必要性を強調した。

 G7声明は世界経済が成長する一方で、低・中所得者に影響が大きい格差の拡大に直面してきたと指摘。「経済成長の果実が広く共有され、成長率を引き上げることに取り組む」とし、格差是正に向けた政策課題を示した付属文書をまとめ、各国に実行を促した。

 このほか、金融システムなどへのサイバー攻撃対策を強化することや、テロ資金の封じ込めに協調して取り組む方針で一致。為替政策に関しては「通貨の競争的な切り下げを回避する」という従来の合意内容を再確認した。

 懸案の貿易をめぐっては「経済に対する貿易の貢献の強化に取り組む」と表明し、貿易の拡大で世界経済の成長を後押しするG7の基本姿勢を確認した。声明の内容は今月下旬に開くG7首脳会議(サミット)の議論に反映される。

 米国と日欧で意見が割れている「保護主義に対抗する」という表現は、3月にドイツで行われた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議と同様、声明には盛り込まれず、扱いは首脳間の議論に委ねられた。 

最終更新:5/14(日) 9:34

時事通信