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FBI長官解任 トランプ氏、捜査対象か3回確認 自身の判断を強調

産経新聞 5/13(土) 7:55配信

 【ワシントン=加納宏幸】トランプ米大統領は11日、解任した連邦捜査局(FBI)のコミー長官に対し、自らがFBIの捜査対象になっていないかを3度確認していたことを明らかにした。「(司法省高官の)勧告の有無にかかわらず、コミー氏を解任していただろう」と述べ、自身の判断による更迭だとも強調。NBCテレビのインタビューで語った。

 ロシアの大統領選干渉疑惑とトランプ陣営のかかわりをめぐり、コミー氏との夕食中に1回、電話で2回、「可能なら教えてもらいたい。私は捜査されているのか」と質問したと説明。コミー氏は「あなたは捜査対象ではありません」と否定したと述べた。

 トランプ氏はコミー氏に解任を通告する書簡で「3回にわたり私が捜査対象でないと知らせてくれたことに本当に感謝している」と記したが、自分から質問したと認めたのは初めて。

 ホワイトハウスは当初、解任はクリントン元国務長官の私用メール問題捜査をめぐる不手際を理由にした司法長官らの勧告に基づくものだとしていた。トランプ氏は解任理由について「(コミー氏は)目立ちたがり屋で派手な振る舞いをしたがる。ずっとFBIが混乱していた」と述べた。

 トランプ氏はロシア政府とトランプ陣営の共謀疑惑を重ねて否定した。

 ニューヨーク・タイムズ紙は12日、トランプ氏が就任1週間後の今年1月、コミー氏との夕食の席で忠誠を誓うかと尋ね、コミー氏が拒否したと報じた。これに関し、トランプ氏はツイッターに「コミー氏は報道機関に情報を漏洩し始める前に、2人の会話の録音記録が存在しないよう願った方がいい」と書いた。

 サンダース大統領副報道官は11日の記者会見で、コミー氏の解任でロシアをめぐる捜査の完了は早まると発言。だが、大統領の対応は捜査妨害を狙った圧力だと疑う声は強まる一方だ。

最終更新:5/13(土) 7:55

産経新聞