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竜電、2場所ぶり勝ち越しへ気合…負け越せば幕下陥落危機

スポーツ報知 5/14(日) 8:03配信

 大相撲夏場所は14日、東京・両国国技館で初日を迎える。甲府市出身の東十両12枚目・竜電(26)=高田川=は、西十両12枚目の北太樹(34)=山響=と対戦。春巡業で鍛え抜いた成果を2場所ぶりの勝ち越しを目指す土俵にぶつける。

 21日間の日程で行われた4月の春巡業では連日、朝稽古で積極的に申し合いに参加。「相撲を取っていかないと相撲を取れなくなる」。禅問答のようなコメントに意気込みがうかがえる。ときには幕下力士とも相撲を取るなどはたから見ても必死さが伝わった。「僕は力をつけないといけない。巡業は色々な人と稽古ができる。経験を重ねたい」。真面目過ぎるほどに相撲と向き合ったのは春場所の悔しさがあるからだ。

 春場所は6勝9敗。4年ぶりの再十両を果たして3場所目で初めての挫折。負け越せば幕下陥落の可能性もある瀬戸際まで番付を落としたことで、稽古熱心さにも磨きがかり、巡業後もひたむきな鍛錬が続いた。

 5月9日に尾車部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古では、十両の申し合いで一番最初に土俵に入った。「(攻めが)遅いんだ。何だその相撲は」「膝が伸びきっているから力が出ないんだ」。師匠の高田川親方(元関脇・安芸乃島)の厳しいゲキを受けて合計16番。その後は稀勢の里、白鵬の両横綱の稽古を見つめて自らの糧にした。「体作りをしっかりしたい。(重ねた稽古が)実力になればいい」。負けたままでは終われない。鍛え抜いた成果を竜電が初夏の土俵で見せつける。(網野 大一郎)

最終更新:5/14(日) 8:03

スポーツ報知