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G7バリ 日米財務相、北朝鮮制裁で連携確認 麻生氏「危機は相変わらず存在」

産経新聞 5/13(土) 8:18配信

 【バリ=田村龍彦】先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議がイタリア南部バリで開幕し、麻生太郎財務相は12日(日本時間13日未明)、ムニューシン米財務長官と会談した。会談で麻生氏は北朝鮮情勢について「危機は相変わらず存在している」と述べ、両国が経済制裁などで緊密に連携することを確認した。G7会合では、中国の資本規制に懸念を示し、国際通貨基金(IMF)に監視を要請した。

 会談後、麻生氏は記者団に「(北朝鮮問題は)日本にとってきわめて重要だ」と述べた。ムニューシン氏には「非常事態になった場合は日本に大量の難民が流れ着く可能性がある」ことなどを説明し、認識を共有できたという。

 麻生氏とムニューシン氏の会談は3回目。為替や貿易政策についてのやり取りはなかったとしている。

 G7の初日の討議では、麻生氏は中国政府が資金流出を防ぐために導入した資本規制について「日本を含め外国資本が本国に送金するときに支障が出ている」と指摘。こうした動きに歯止めをかけようと、IMFに監視を要請した。

 政府関係者によると、他の加盟国からも不良債権問題や過剰生産能力など中国経済のリスクに対する懸念が表明されたという。

 G7は13日に課税逃れ対策などを議論。成長と格差是正の両立を目指す声明を採択し、閉幕する。為替政策については、従来の合意を踏襲。通貨安競争の回避や、相場の過度な変動や無秩序な動きは経済に悪影響を与えるなどとした考え方を再確認する。

最終更新:5/13(土) 8:18

産経新聞