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会社員と同じようにプロ野球選手にもある“人事異動”DeNA守護神・山崎康晃は中継ぎへ その胸中は…

産経新聞 5/14(日) 16:00配信

 サラリーマンには異動・転勤がつきものだが、プロ野球の世界にも異動はある。DeNAは球界で初めて新人だった一昨年から2年連続30セーブ以上を記録した山崎康晃(24)が今季、抑え失敗を重ねると中継ぎへ配置転換。それでも本人は「勉強になるし、前向きに捉えたい」とポジティブ思考でチームの勝利に貢献しようと力投を続けている。

 4月16日、横浜スタジアムでのヤクルト戦。5-3とDeNAがリードした七回の守備で山崎康のテーマ曲「Kernkraft400」がにぎやかに流れると、約2万7000人の観衆はどよめいた。それまでは九回、最後の守りに入る前に耳慣れた旋律だった。

 マウンドへさっそうと登場した背番号19はヤクルトの6番・中村悠平から始まる攻撃を三者凡退に退けた。九回は新守護神のパットンが無失点で締め、今季初セーブを記録した。

 山崎康は13日の阪神戦で1点リードの九回に3失点し、敗戦投手に。翌14日のヤクルト戦でも1点リードの九回、同点に追いつかれて2試合連続抑えに失敗していた。

 ラミレス監督は16日の試合後、「山崎康はこれから七回で使う。(打たれても)八回、九回にまだわれわれの攻撃があり、逆転も可能で九回とは(本人に)かかるストレスが違うからだ」と明言した。

 山崎康によれば、抑えと中継ぎは試合中、肩を作り始めるタイミングが「全然違う」という。「(ブルペンへの)入りが抑えのときは五回終わりだったのが、今は三回終わりです。でも、これまでより(投手陣)みんなの動きをみられて勉強になる」とうなずく。

 中継ぎでは投球の内容も抑えと変わってくるそうだ。「九回と違って、(チームが)やり返せるチャンスがある。(気持ちに)余裕がある分、投げる球種も変わってくるし、投球の幅が広がるんです」

 ラミレス監督のもくろみ通り、中継ぎ転向後の山崎康の投球内容は安定。腕も振れており、140キロ台前半だった球速は150キロ前後までアップした。「今の彼は七回に投げる新しい役割をすっかり確立できたのかなと思う。すごく自信がみなぎって投げている」と指揮官は目を細める。

 「ホールドの数字は結果的に積み重ねられればいい。次の投手へリレーするのが今の僕の仕事なので」と山崎康。「今はそういう意識でポジティブに考え、見て勉強して、(いつかは)返り咲きたい」と抑え復帰はあきらめていない。(浦)

最終更新:5/14(日) 16:00

産経新聞

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