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鼻くそ食べると虫歯や胃潰瘍の予防に効果 免疫力もアップ 研究

5/13(土) 10:00配信

The Telegraph

【記者:Sarah Knapton】
 食事中の人、あるいは胃が弱い人は、この記事を読まない方がいいかもしれない。なぜって、鼻くそを食べるのは歯にも健康にも良いことが科学的に明らかにされたという内容だからだ。

 米国のハーバード大学(Harvard University)やマサチューセッツ工科大学(MIT)を含め多くの大学の研究者たちが、親は子どもの鼻ほじりを止めるべきではない、鼻は「体に良い細菌の宝庫」なのだからと指摘している。

 米国微生物学会(American Society for Microbiology)の専門誌に掲載された研究論文によると、鼻くそを食べれば細菌が歯に付着するのを防ぐことにもつながるという。さらに鼻くそが、気管系の感染症や胃潰瘍、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の予防にもなり得るとのことだ。

 研究チームは、鼻くその歯への効用を利用した合成粘液性の歯磨き粉やガムの開発も目指しているという。

 論文の共同執筆者である、カナダのサスカチュワン大学(University of Saskatchewan)のスコット・ナッパー(Scott Napper)教授(生化学)は言う。「自然の力が私たちに多様なことをするように仕向けるのは、その行為や違う種類の食べ物を摂取することが私たちのためになるからだ。だから鼻をほじって食べたいという欲求が湧いたときは、逆らわずに従うべきだ」

「進化の観点から見ると、私たちはとても汚い環境から進化してきた。おそらく、環境や自分の動作を無菌状態に保ちたいという私たち現代人の欲求は、実際には自分のためになっていないのではないか」

 この研究に参加した肺の専門家、オーストリア人のフリードリッヒ・ビシンガー(Friedrich Bischinger)教授は、鼻をほじる人は健康で幸せで、おそらく自分の体とうまく調和しているのだと語る。

「乾いた鼻くそを食べるのは、体の免疫機能を強化する方法としては素晴らしい。医学的に見て、素晴らしく理にかなっており、まったくもって自然な行為だ。免疫機能でいえば、鼻は大量の細菌を集めるフィルターの役割をしている」

「そしてこの混合物が腸に達すると、まるで薬のように効き目を発揮する」【翻訳編集】AFPBB News

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最終更新:5/13(土) 10:00
The Telegraph