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「母の日」にネギ!? 沖縄・園児の定番プレゼント

5/13(土) 12:52配信

琉球新報

 5月14日は母の日。近年は各家庭だけでなく、保育園や幼稚園でも園児が手作りプレゼントをお母さんに贈る、な~んてことが定番になっています。工作やメッセージカード、キーホルダー…。いろんなバリエーションのプレゼントがあると思います。皆さんは何をもらいましたか?

 沖縄の保育園や幼稚園では、ちょっと変わった(?)母の日の“定番プレゼント”があるんです。

 何とそれは、ネギ!! 

 そして容器は決まって、植木鉢風に加工した牛乳パック!!

沖縄だけの定番? もはや文化か!

 保育園に子どもを通わせている同僚、あるいは通わせていた同僚の何人かに確認したところ、認可・無認可、私立・公立問わず、母の日にネギをもらったことがある人が、それは続々と現れるではありませんか!

 牛乳パックを加工して容器を作り、子どもの写真や手形、メッセージを付けてデコレーションする―というスタイルも共通しています。中には「カイワレをもらったよ」という人もいましたが、進化形でしょうか!?

 どうやら保育園では、母の日にネギをプレゼントすることが定番になっているようです。

 そこで、ネットで「母の日 ネギ」で検索してみましたが、ヒットするのは沖縄の保育園ばかり!

 全国私立保育園連盟にも問い合わせてみたのですが、「詳細な資料はないですが、ネギを贈るという話は聞いたことがないですね」との説明…。

 どうやら「母の日のプレゼント=ネギ」は、沖縄独自の風習のようです。ここまで定着すると、もはや文化でしょうか?

キーワードは「食育」「短期間」「失敗なし」

 それにしても、なぜネギなのでしょうか!? 

 保育士さんに話を伺うと「食育」「短期間で育てられる」「失敗がない」という3つのキーワードが浮かび上がりました。

 那覇市にある首里当蔵保育園の新垣秋子主任は、少なくとも20年前から母の日のプレゼントにネギを準備していたそうです。「ネギは一般家庭でよく使われる食材。成長も早く、子どもたちにも育てやすい。自分で育てたものを各家庭で収穫して、一緒に調理して楽しむことができる。ネギが苦手な子どもでも自分で育てたネギは喜んで食べるんです」と食育への効果を強調しました。

 保育士歴50年になる、あじゃ保育園の三木元子園長はなんと40年前からネギの栽培に取り組んでいたとのこと。例年ネギだけでなく、工夫をこらしたプレゼントを準備するそうですが、「ネギは簡単に育てられて失敗が少ない。お母さん方にも好評です」と話します。

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最終更新:5/13(土) 12:52
琉球新報