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岡山・津山でツキノワグマ1頭を捕獲 推定7~8歳、県や市が注意呼び掛け

5/13(土) 8:20配信

山陽新聞デジタル

 岡山県津山市加茂町戸賀で12日、雄のツキノワグマ1頭が捕獲された。美作県民局や市加茂支所によると、推定7~8歳で体長1・3メートル、体重約40キロ。加茂地区では昨年秋以降、目撃が相次いでいた。今年に入り同地区では初の捕獲で、岡山県や市が注意を呼び掛けている。

 同日午前9時ごろ、山林に仕掛けたイノシシ用のおり(高さ、幅各1メートル、奥行き1・5メートル)に入っているのを地元の猟友会員が発見した。

 県などは、おりが集落から300メートル以上離れていることなどから、人へ危害を及ぼす危険性は低いと判断。ツキノワグマ保護計画に基づき、美作県民局職員が麻酔銃で眠らせ、県環境保全事業団が耳にタグを付けるなどしてから放す。

 県内では昨年度、過去最多となる237件の出没情報があり、同地区でも昨年10~12月に計16件の目撃情報があった。このうち12月2日には別の雄(体長1・5メートル、体重約70キロ)が今回の捕獲場所から約4キロ南で捕まっている。本年度は4月6日に奈義町でシカ用のネットに掛かっていたのが確認されている。

 同支所産業建設課は「今回のクマは痩せており、冬眠から目覚めて食料を探し回っていたとみられる。山に入る際は、ラジオや鈴で自分の存在を周囲に知らせるなど細心の注意を払ってほしい」としている。