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ハリウッドの “リメイクの王”が『デスノート』批判に思うこと

BuzzFeed Japan 5/13(土) 11:10配信

「ハリウッドにアジアを紹介した」「リメイクの王」と呼ばれる男がいる。

ロイ・リー。日本などアジア作品のリメイク映画を作ってきた映画プロデューサーだ。アジア映画への関心が低かった時代に、ホラー映画『リング』『呪怨』などのリメイクで成功した。

【画像】これってダサい? 世界よ、これが日本の映画ポスターだ

日本映画のハリウッドでの人気に貢献した男が、今、日本原作のリメイク映画で批判を浴びている。なぜか。BuzzFeed Newsはロサンゼルスのリーのオフィスで話を聞いた。【BuzzFeed Japan / 山光瑛美】

リメイクに対する「今までなかった批判」

インタビューの場に現れたリーは、爽やかな笑顔を見せ、力強く握手をしてきた。そして、心から驚いているというような表情で、こう言った。

「今までなかった批判に、びっくりしている」

リーがプロデュースを手がけている、2017年8月25日にNetflixで配信される実写版『Death Note/デスノート』についてだ。

オリジナルは、大場つぐみと小畑健による日本の人気マンガ「DEATH NOTE(デスノート)」。Netflixでのリメイク映画の予告編が公開されると、配役に関する批判が巻き起こった。

日本のマンガにも関わらず、主役が白人。他の配役も白人中心であることが理由だった。“ホワイト・ウォッシング“ だと非難の声が上がった。

ホワイト・ウォッシングの長い歴史

ホワイト・ウォッシングは直訳すると、白く洗浄すること。映画や舞台などの配役で、白人が非白人の役を演じることを意味する。つい最近の現象ではなく、ハリウッドで映画が作られ始めた初期の1900年代前半から存在していた。

アフリカ系アメリカ人やアジア人などに見せかけるように、顔を黒塗りしたり、義歯をつけて出っ歯にしたり、白人俳優が外見を 変えて演じる映画が少なくなかった。

『ティファニーで朝食を』でミッキー・ルーニーが演じる日系アメリカ人、ユニオシもその一人だ。

メガネ、つり目に出っ歯。これが当時の日本人に対する典型的なステレオタイプだった。

The Huffington Postによると、ホワイト・ウォッシングに対するメディアの批判が現れるようになったのは、1960年代。例えば、1965年に公開された映画『オセロ』は、白人が顔を黒く塗って黒人の役を演じていたことで非難の対象となった。

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最終更新:5/13(土) 11:10

BuzzFeed Japan