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畑ワサビ、新たな特産に 青森・階上のソバ農家、栽培2年目

デーリー東北新聞社 5/13(土) 11:56配信

 地元の新たな特産品を目指し、青森県階上町のソバ農家が畑ワサビの栽培に取り組んでいる。昨年植えた苗の一部は予想以上に成育が良く、今年初めて加工業者へ出荷予定のほか、産直施設で今春販売した花芽も売れ行きが好調だった。町名産のソバ「階上早生(わせ)」と相性の良いワサビを栽培することで、相乗効果による町の魅力発信も狙う。

 町内の農家が青森県の補助事業を活用して先進地の視察や栽培の研修会に参加し、4、5年前から研究を重ねてきた。現在は、階上そば振興委員会(坂政和会長)の会員3人が、計40アールほどの畑で育てている。

 出荷するのは、チューブ入りワサビの原料となる茎の部分。栽培2年目の今年は、成育が良かった坂会長の畑のワサビを業者に出荷販売する予定だ。

 12日は、ワサビの栽培をPRしようと、町が花摘み体験会を初めて開催した。収穫後は葉を使った天ぷらやワサビ漬けも提供され、味わった参加者からは「辛みがあっておいしい」「採ってすぐ食べられるので、機会があればまた参加したい」との声が聞かれた。

 ワサビ畑は「みちのく潮風トレイル」のルート沿いにあり、すぐ近くにはソバ畑も広がっている。

 それぞれの開花時期にきれいな花を咲かせるため、坂会長は「トレイルを歩く人に花を見てもらうことで、階上の魅力を知ってもらいたい。今後は収量も増やしていければ」と抱負を語る。来年4月には、花摘みをする観光農園の実施も検討している。

 町産業振興課の担当者は「栽培に興味がある人に対して講習会を開くなどし、将来的には町全体での作付面積を増やして特産品にしていければ」としている。

デーリー東北新聞社

最終更新:5/13(土) 11:56

デーリー東北新聞社