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劇団EXILE・青柳翔、恐れず目指す「悪役」…歌手の夢破れ、役者の道へ

スポーツ報知 5/13(土) 14:01配信

主演映画「たたら侍」 20日公開

 劇団EXILEの青柳翔(32)が主演する映画「たたら侍」(錦織良成監督)が20日に公開される。それに先立って出品した「第40回モントリオール世界映画祭」では、侍映画としてのリアルさが評価され最優秀芸術賞を受賞。青柳を「渾身 KON―SHIN」(2013年)のオーディションで見いだした錦織監督は「彼は三船(敏郎)さんの再来だと思っている」と、あえて時代劇を選んだという。ほれ込まれた青柳は「まだまだそんな存在ではありません」。謙遜する一方で「いろんな役がしたい。特に悪役を演

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本職のすごみ

 錦織監督の脳裏に焼き付いている言葉があった。「彼はミフネのようだ」。新人同然の青柳を主演に抜てきした「渾身」を、モントリオール映画祭に出品した際の関係者の発言だった。この時から「次は青柳を主役で時代劇」という構想はスタートしたが、本人には“世界のミフネ”の名前はあまりに荷が重そうだ。

 「まだまだ自分は駆け出しで三船さんなんておそれ多くて。『渾身』は本格的な主演デビュー作でモントリオールにも行かせてもらった大事な作品です。HIROさんから『渾身、いいね』と言ってもらったのはうれしかったですが、三船さんはもう雲の上の存在ですから…。隠岐の島を舞台にした作品で監督と出会い、そこから島根県とのご縁もできました。いろんな人との絆が紡いだ結果が『たたら侍』になったと思います」

 青柳が演じる伍介は出雲地方に伝わる高度な製鉄技術「たたら吹き」を取り仕切る村下(むらげ・技術責任者)の息子で、一子相伝の伝承者という役どころ。幼い頃から、貴重な出鐵鋼(いつづものはがね)を狙った山賊の襲撃を経験し、村を守るため武士を志す中で“真の強さ”に目覚めていくというストーリーだ。初めての時代劇で苦労も多かったようだが、本職の村下にプロのすごみを見たという。

 「時代劇の所作や言葉もどうしたらいいのか、勉強不足で悩んでいた時期はありました。いざ本番では、ただ自信を持ってやるしかなかったです。全編でエネルギーを使いましたが“たたら操業(日本刀の原材料となる玉鋼の製造作業)”のシーンの時、出演していただいた本職の日刀保(にっとうほ)たたらの方が撮影スケジュールに関係なく、火の具合を見て『今、砂鉄を入れたい』と言ってきました。彼らにとって真剣勝負なんですね。その強い思い、本気が感じられた時にはこちらの身が引き締まりました」

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最終更新:5/13(土) 14:01

スポーツ報知