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45歳以上でも出産率50%超! 究極の不妊治療「提供卵子」とは

ホウドウキョク 5/13(土) 18:30配信

卵子の老化は止められない

今、日本では6組に1組の夫婦が不妊に悩んでいると言われています。通常、不妊治療の最終段階は「体外受精」です。妻から採取した卵子に、夫の精子を振りかける、あるいは顕微鏡下で注入して受精させ、その後に培養した受精卵を、妻の子宮内に移植する方法です。

「提供卵子」に関するデータやグラフを見る

しかし、精神的・肉体的に重い負担と、多額の費用を費やしても、妊娠・出産に至らないケースも少なくありません。

さらに30代後半を過ぎると、体外受精で妊娠しても、流産する率が高くなってくるのです。その大きな理由の1つは、卵子の老化は止めることが出来ないからです。しかし、その『老化の壁』を超越する、不妊治療の「最後の手段」があるのです。

究極の不妊治療「提供卵子」とは?

第三者の卵子を仲介するNPO法人「OD-NET」によると、自分の卵子で妊娠できない40代女性が、匿名の30代女性から卵子を提供され、その卵子による受精卵を子宮に移植することで、今年1月に女児を出産していたことがわかりました。

これは、究極の不妊治療「提供卵子」による妊娠・出産です。

「提供卵子」による不妊治療の流れは、第三者の女性(ドナー)から卵子を採取し、夫の精子と体外受精させた上で、妻の子宮へ受精卵を移植するという流れになります。

つまり、若く健康な卵子を提供してもらって、夫の精子と体外受精する訳ですが、生まれてくる子には妻の遺伝子は受け継がれないことになります。そこには母として葛藤もあると思いますが、それでも踏み切らせる理由が「提供卵子」にはあるのです。

「提供卵子」なら45歳を過ぎても高い出産率!

アメリカでのデータになりますが「提供卵子」による出生率は、女性が45歳を過ぎても、50%前後を維持しています。【上記リンク参照】

これは、通常の体外受精等と比較すると、圧倒的な成功率と言っても過言ではないでしょう。日本でも、第三者からの卵子提供を考える女性は、不妊治療を長く続けてきた40代半ば~50台の方が多いようです。

「提供卵子」に関する法整備は放置状態

ところが、「提供卵子」による出産について、日本では未だ法整備が全くされていません。また、日本産科婦人科学会は「体外受精は、婚姻関係にある夫婦のみに認められる」として第三者からの卵子提供を認めていません。そういった事情から、国内での卵子提供はほとんど行われて来ませんでした。

今回、ニュースで報じられた「OD-NET」によるドナーとのマッチングも、現在、新規登録は受け付けていません。こうした状況のままでは、今後も国内で「提供卵子」による不妊治療は、大きく広がらないと思われます。

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最終更新:5/13(土) 18:30

ホウドウキョク