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《ブラジル》オザスコ市=約6千人が参加の大運動会=地域住民と共に家族の絆深め

5/13(土) 7:51配信

ニッケイ新聞

 サンパウロ市近郊にあるオザスコ日伯文化体育協会(ACENBO、荒木進会長)は、6千人が参加する地域の一大行事『第53回家族慰安運動会』を7日、同会運動場で開催した。
 晴れ渡った青空のもと三組の鯉のぼりが優雅に靡くなか、久々に家族や友人との団欒を楽しみ、笑い声の絶えない賑やかな一日になった。
 同運動会の競技は約三十種目。老若男女を問わず、皆が楽しめるような競技が揃っているのが特徴だ。「鈴割り競争」では親子揃って楽しみ、「嫁探し競争」では成人男女が童心に返ったように大盛り上がりとなり、順位別にたくさんの人に景品が配られた。
 午前中の競技を終え、午後1時から始まった開会式では、同協会の14部が入場行進し、日伯両国歌斉唱が行われた。その後、太鼓チーム「轟太鼓」の圧巻の演技が披露されると、拍手喝采が起こった。
 式典で挨拶した荒木会長は、本大会の運営を支える関係者に謝意を述べ、「53回目を迎えられたことを大変嬉しく思う」と挨拶した。
 約600世帯もの会員を有する同会は、総工費約100万レアルを投じ、屋根を含む会館修復及び、運動場の暗渠排水整備などを2年越しで行なってきた。昨年からは、日本語学校を正式に開校。「各々が自立し協力し合って、今日までの運営が支えられてきた」と荒木会長は語る。
 運動会には、日系人を中心にその家族や友人の伯人も多く参加していた。日系人の夫や子供と一緒に参加していたヴァネッサ・キエリスゼッキさん(37)は、「今回で4回目。子供を遊ばせるだけでなく、大人も一緒に楽しめるのが魅力。家族の絆を深める大切な機会ね」と語り、この行事が地域住民にしっかりと根を張っている様子が伺えた。
 約3万レアルの寄付金を集め、婦人部を中心に約300人以上のボランティアが一カ月間かけて準備を行ってきた。
 清水リジア組織委員長(62、三世)は、「雨が心配だったけど、降らずにほっとした。大勢の人が集まり賑やかな運動会になってよかった」と胸をなでおろし、「楽しかった記憶を思い出し、手伝いに来てくれる若者も沢山いる。これからも皆で協力してやっていきたい」と意気ごんだ。
 なお、6月10、11日には、第8回日本祭りが開催される予定だ。

最終更新:5/13(土) 7:51
ニッケイ新聞