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分煙では防げない“見えない煙害”「サードハンドスモーク」が子どもを襲う!

ホウドウキョク 5/13(土) 20:00配信

見えない煙害「サードハンドスモーク」

2020年の東京五輪に向けての受動喫煙対策で、厚労省は「飲食店を原則屋内禁煙」にしたい意向です。一方、売り上げの落ち込みを心配する業界団体や自民党の一部議員は、分煙を主張しています。

しかし、そこに必要な視点は「たばこの害は煙が出ているときだけではない」ということです。たばこが消えた後の残留物から有害物質を吸入することを「サードハンドスモーク」と言います。

喫煙者が吸うケムリ(主流煙)を「ファーストハンドスモーク」、 受動喫煙を起こすケムリ(副流煙など)を「セカンドハンドスモーク」と呼び、どちらも目に見えるケムリです。しかし「サードハンドスモーク」は、目に見えないのが特徴です。

「サードハンドスモーク」から発がん物質が生成!

「サードハンドスモーク」は、タバコを吸い終わった喫煙者の呼気、髪の毛、衣類、吸っていた部屋のカーテン、ソファなど、タバコの臭いのするところにはほぼ必ず潜んでいます。

また残存期間は長く、数ヶ月間は消えずに存在します。だから周囲の人達は、見えないタバコの害を長く受け続けるのです。

「サードハンドスモーク」で最も問題になる有害物質は「ニコチン」です。「サードハンドスモーク」中のニコチンが、大気中の亜硝酸と反応して発がん性物質の「ニトロソアミン」が生成されることが判明しています。

「ホタル族」では、子どもを「煙害」から守れない!

分煙すれば、「サードハンドスモーク」からの被害は受けないでしょうか?

こんなデータがあります。小さな子供がいる家庭などで、親が喫煙者の場合、「ホタル族」などと言ってベランダの外に出て喫煙したりしますよね。しかし、それでは子どもをたばこの害から守り切れないどころか、明確に被害を与えてしまうのです。

実は外でタバコを吸っても、その後の吐く息や、衣服には有害物質が含まれたり、付着しています。まさに「サードハンドスモーク」です。

そしてそれは、子供の尿の中のニコチン量を確実に増加させています。ベランダで喫っても室内の子どもの尿中のニコチン量は2倍以上に、ドアを閉めた外で喫ってさえ2倍になるのです!そして先述したように、ニコチンは発がん物質に変容するのです。

分煙では防ぎきれない「サードハンドスモーク」

「サードハンドスモーク」の害は、様々なところを触ったり、またその手をなめたりする、小さな子どもへの影響が特に懸念されています。分煙をしていても、同じお店の中なら「サードハンドスモーク」による発がん物質が漏れ出てくる危険性があります。

子どもをあらゆる「煙害」から守ることを優先するならば、最も望ましいのは、やはり「禁煙」ということになります。

「ホウドウキョク×FLAG7」5/3放送分より

最終更新:5/13(土) 20:00

ホウドウキョク