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巨大クレーン解体進む 圧力容器1度もつり上げず/大間

デーリー東北新聞社 5/13(土) 12:12配信

 青森県大間町に建設中の電源開発(Jパワー)大間原発敷地内で、国内でも数少ない巨大旋回式クレーンの解体作業が行われている。7年以上にわたって「ビッグはまなす」の愛称で現場の象徴となってきたが、東日本大震災以降の本格工事中断により、メインの圧力容器(約940トン)を一度もつり上げることなく姿を消す。

 Jパワーは今後、新規制基準に対応する屋外注水設備など追加施設の設置を見据え、最新型クレーンに更新する。

 クレーンは据え付け型で、長さ120メートルの主ジブと、その先30メートルのフライングジブで構成され、最大1千トンの荷物のつり上げが可能。転倒防止のため、後部には重さ約3千トンのカウンターウエート(重し)があり、クレーン本体を含む総重量は約5千トンに上る。

 2009年9月から運用が始まり、10年5月には重さ780トンの中央マットモジュール(原子炉建屋の基礎部分)をつり上げた実績もある。ただ、据え付け型は作業効率上の制約があるため、Jパワーは来年後半にも見込む本格工事再開に合わせ、自走型機種(クローラクレーン)への変更を決定した。

 撤去作業は先月3日にスタートし、これまでにワイヤの抜き取りが終了。12日は作業の様子が報道陣に公開され、作業員らが別のクレーンを使ってフライングジブを解体していた。

 7月半ばごろまでに解体作業が終了し、8月10日ごろまでに海上から搬出される。

デーリー東北新聞社

最終更新:5/13(土) 12:12

デーリー東北新聞社