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ホークス柳田復活へ、熊本でユウキ100倍 益城町の児童と交流「打てないことなんて、なんちゃないくらいの元気もらった」

5/13(土) 10:00配信

西日本スポーツ

 「熊本パワー」で、ギータ復活! 福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手(28)が12日、熊本への“復興支援星”を誓った。13日の楽天戦は、昨年の熊本地震後、初の藤崎台県営野球場での主催試合。この日は、ホークスの川崎、内川ら17人が熊本県益城町の三つの小学校を訪問し、子どもらと触れ合った。打撃の調子を落としていた柳田は、交流した児童から「大きな元気」をもらった。熊本での勝利に貢献する一打を約束した。

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■地震後初の藤崎台

 冷たい雨が降っていた。柳田が訪れたのは熊本県益城町。2010年に落成した益城中央小は大きな被害こそなかったが、仮設住宅から通う児童も少なくはない。それでも、校内のホールに待ち構えていた5、6年生145人には拍手と歓声で出迎えてもらった。

 「めったにない熊本での試合なので、絶対に勝って活躍したいと思うので応援お願いします」。その中には13日の楽天戦を藤崎台球場で観戦するという児童も10人以上いた。約20分間と滞在時間は長くなかったが、柳田に新たな感情が芽生えた。

 「子どもたちは震災とか大変な思いをしているのに、こんな元気な姿を見せてもらった。僕らは野球を毎日やらせてもらっている。打てないことなんて、なんちゃないんじゃないかな、くらいの元気をもらいました」

 4連勝中のチームにあって、自身の打撃の状態は芳しくない。この7試合、計30打席で安打は2本の二塁打だけ。藤本打撃コーチが「ちょっとネガティブになりすぎているかな」と心配するほど、気持ちは落ち込んでいた。熊本で出会った多くの笑顔には、そんなハートを変えてくれる力があった。

 藤崎台では通算12打数5安打。昨年11月下旬、選手会恒例の野球教室で熊本を訪れた際には「ホームラン、打ちたいですね」と、中堅後方の天然記念物、クスノキ方向へ大きなアーチを誓っている。昨季は13日先発予定の美馬、14日先発予定の岸からも一発を放ったが現状は「全然。そんなレベルにはいってない」という。

 「活躍というか、もちろん自分が打てれば一番いい。だけど、勝つことが一番。そこになんとか貢献して。少しでも。見に来る子もいる、と言っていたので。少しでも勝って喜んでもらえたらいいな」。2・5差に迫った首位との距離を縮める一打に形は求めない。

■先制なら15勝1敗

 楽天は開幕から30試合、初回無失点を継続中。先発投手には安定感がある。一方でホークスは先制すれば今季15勝1敗。強力な“先制の矛”が盤石な“先発の盾”を打ち破れば、被災地に贈る1勝が近づく。交流会のラスト、柳田がマイクを持った。「益城~!」と児童に呼びかけ「ワンダホー!」と大音量で返してもらった。「熊本パワー」を藤崎台でぶつける。

=2017/05/13付 西日本スポーツ=

西日本スポーツ

最終更新:5/13(土) 10:00
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