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アンデルセンの魅力伝え 川崎で企画展

5/13(土) 12:03配信

カナロコ by 神奈川新聞

 日本とデンマークの国交樹立150周年を記念し、デンマークの国民的な童話作家アンデルセンの魅力を伝える企画展が6月25日まで、川崎市市民ミュージアム(中原区)で開かれている。童話だけでなく切り絵の名手としても知られるアンデルセンのさまざまな作品や愛用品など約30点を展示し、創作の原点に迫っている。

 会場には、川崎市と経済交流も進めているデンマーク・オーデンセ市にあるハンス・クリスチャン・アンデルセン博物館の所蔵品などが並ぶ。「人魚姫」「はだかの王様」といった有名作品も収録されている最初の出版書籍や、好きが高じた旅行記、旅先のスケッチ、童話の登場人物のような作風の切り絵、詩など多彩な才能を紹介している。旅行かばんやペン、はさみといった貴重な愛用品も見ることができる。

 アンデルセンが作家として成功するまでの生涯も伝えている。貧しい靴職人の息子として生まれ、少年時代は苦しい生活から逃れるためにさまざまな想像をして心を和ませた。舞台役者などを経て劇の台本を書き始め、実際の出来事や思い出から物語を生み出していったという。一度も結婚していないアンデルセンが恋した4人の女性とのエピソードも紹介している。

 同ミュージアムは「アンデルセンの人となりを知ることで、物語への興味も持ってもらえるのでは」と来場を呼び掛けている。そのほか、アンデルセンの書斎を再現した企画や、童話に出てくるような衣装が着られる子ども向けの体験コーナーなどもある。

 午前9時半~午後5時。観覧料は一般600円、65歳以上・大学生・高校生500円、中学生以下無料。月曜休館。問い合わせは、同ミュージアム電話044(754)4500。