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リコール拒否した現代自動車、初の“強制リコール”…「品質・信頼すべて失う」

5/13(土) 7:20配信

ハンギョレ新聞

内部情報提供疑惑の中で欠陥5件 12車種、24万台が対象と通知  会社の異議申し立てに聴聞を経て決定 現代自動車「リコール受け入れ、顧客措置に万全を期す」 国土部、欠陥隠蔽疑惑で捜査を依頼

 国土交通部のリコール勧告に従わなかった現代・起亜自動車に対し、結局強制リコール命令が下された。韓国で自動車メーカーの自発的リコールではなく行政命令による強制リコールが実施されるのは今回が初めてだ。これに先立ってシータ2エンジンを装着した車両17万台に続き、24万台のリコールが加わって現代・起亜自動車は品質管理と企業の信頼度に大きな打撃を受けることになった。

 国土部は12日、現代・起亜自動車で発見された製作欠陥5件に対してリコール処分を通知した。対象車両は12車種、24万台と推定される。車種別の欠陥は、アバンテ(MD)・i30(GD)が真空パイプ損傷、モハーベ(HM)がハブナット緩み発生、ジェネシス(BH)・エクース(VI)がキャニスタ通気抵抗過多、ソナタ(LF)・ソナタハイブリッド・ジェネシス(DH)が駐車ブレーキ作動など不点灯、ソレント(XM)・トゥサン(LM)・サンタフェ(CM)・スポーティジ(SL)・カーニバル(VQ)がR-エンジン燃料ホース損傷だ。

 現代自動車は通知を受けた日から25日以内に国土部に対し欠陥是正計画書(リコール計画)を提出し、30日以内に新聞広告と車両の所有者に郵便で通知しなければならない。これに伴い、実際のリコールは来月中旬から始まるものと見られる。

 国土部の措置は史上初の「リコール聴聞」を経た結果だ。昨年、現代自動車内部の情報提供者が申告した32件の車両欠陥を調査した国土部は、先月一部事案について現代・起亜自動車に自発的リコールを勧告した。だが、会社側は5件の欠陥に対して「安全運行に支障を与える欠陥ではない」として異議を提起し、国土部は会社側の疎明を聴いた後に「リコール処分が妥当だ」という結論を下した。

 現代・起亜自動車は国土部の発表直後にリコール決定を受け入れると明らかにした。会社側は「リコール勧告された5件はすべて安全運行に支障を与える欠陥ではないことを説明したが、国土部はこれまでのリコール事例と消費者保護を勘案してリコール処分が妥当だとの結論を下した」として「これに対し顧客の観点で考え、また国土部の立場を尊重して、リコール決定を謙虚に受け入れ顧客のための措置に万全をつくす」と明らかにした。

 しかし、内部告発に触発された強制リコール命令と欠陥隠蔽疑惑に対する捜査依頼で、現代・起亜自動車の品質信頼度と対外イメージ失墜は避けられないものと見られる。これまでも品質論議に対処する現代・起亜自動車の消極的な姿勢は議論されていた。これまで現代・起亜自動車は、車両欠陥疑惑が提起されるたびに事実関係を知らせ積極的にリコールに乗り出すのではなく、自主是正措置と釈明に終わる場合が多かったという指摘を受けてきた。国土部が今回の事案に断固として対応したことは、韓国の代表メーカーの慣行にブレーキをかける措置になると思われる。

 国土部はこの日、現代・起亜自動車に是正命令を下し、欠陥隠蔽の可能性が排除できないとみて検察に捜査を依頼した。また、今回の強制リコール5件と、すでにリコール計画が提出された3件を除く24件に対する処理方向も発表した。アバンテのフロントコイルスプリング損傷など9件は公開無償修理をするよう勧告し、ジェネシスのECU不良など3件は追加調査を、ソナタのドアラッチなど12件は持続監視計画を明らかにした。国土部のチョ・ムヨン自動車政策課長は「車両欠陥を隠したという事実は確認できなかったが、疑うに足る情況はある」として「消費者の安全を軽視しリコールに消極的な企業の態度に警鐘を鳴らす次元で捜査を依頼した」と話した。

ホン・デソン、ホ・スン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:5/13(土) 7:20
ハンギョレ新聞