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野村さん(富山)「アンビグラム」作品 ツイッターで反響 

5/13(土) 0:45配信

北日本新聞

 「陽」の文字をかたどったオブジェに光を当てると浮かび上がる「陰」の影。アンビグラム(異なる方向から読める文字)作家、野村一晟(いっせい)さん(26)=富山市中川原=の作品がツイッターで紹介され、反響を呼んでいる。4日からの1週間で「いいね」は6万件、閲覧した人が自分のフォロワーに転送する「リツイート」は4万件を超えた。野村さんは「アンビグラムの魅力を発信し、知名度を上げたい」と意気込んでいる。

 アンビグラムは、文字を回転させたり、鏡に映したりしても読み取れるようにデザインした文字。野村さんは富山大芸術文化学部在学中に独学でアンビグラム作りを始めた。卒業後は高校で美術の非常勤講師をする傍ら、週末はイベントで即興制作を披露し、自作をポストカードにして販売もしている。

 話題となったアンビグラムのタイトルは「陰と陽」。鉄板を切り抜いて加工し、大学の中庭に置いて撮影した。北日本新聞(2013年1月1日付)でも紹介された。この時は正月にちなんで「明けましておめでとう」のアンビグラムも発表している。

 ツイッターに投稿したのは関東在住の女性で、富山を訪れた際に野村さんのポストカードを購入。作品が気に入り、「この作品、凄(すご)いの!」のコメントを添えてツイッターにアップしたところ、「素晴らしい」「実物を見たい」と好意的な意見が寄せられ、瞬く間にネット上に拡散した。

 投稿をきっかけに、野村さん自身のフォロワーも一気に800人増えたという。「それまで『アンビグラムって何?』という反応がほとんど。注目されてうれしい」と喜びを隠さない。今後については「アンビグラムを広告デザインや企業ロゴの分野へも広めたい。作品もたまってきたので個展も開きたい」と話している。

北日本新聞社

最終更新:5/13(土) 0:45
北日本新聞