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花形ラッパ手、最少7人 美川、おかえり祭り20日開幕

5/13(土) 1:24配信

北國新聞社

 20、21日に白山市美川地区で行われる石川県無形民俗文化財「おかえり祭り」で、みこしを勇ましい音色で先導する美川校下青年団の「ラッパ手」が今年、過去最少の7人となった。近年、担い手である19~25歳の青年団員は少子化の影響などで減少しており、団員確保が課題となっている。ラッパ手は通常16人以上必要なことから、当日はOBに助っ人を頼み、祭りの花形の伝統を守る。

 おかえり祭りの中心となる青年団は、紋付きはかま姿で、ラッパ手をはじめ、みこしの担ぎ手や旗手などを務める。ラッパ手は祭りの2日間、「行進」「集合」「スタンダード」の3曲を吹き分けて、みこし巡行に花を添える。4月から毎日のように手取川河川敷や美川小体育館で練習しており、風に乗って響き渡る音色は、住民にとって春の訪れを告げる風物詩にもなっている。

 昨年、12人いた青年団のラッパ手は今年、5人がやめて7人になった。練習や準備に時間が割かれることも、なり手が少ない理由となっている。

 ラッパ長の北嶋宏樹さん(24)によると、少人数では1人が吹き続ける時間が長くなり、負担は大きい。青年団は今年、巡行以外に町外れの家に出向く「遠征」はOBに演奏してもらうなどして乗り切るという。

 青年団は毎年3月、高校を卒業した男性を勧誘しているが、県外への進学や仕事の都合で入団する人は少ない。近年は近隣の湊、蝶屋地区に声を掛けるなどして団員確保に努めている。北嶋さんは「少数精鋭だが、本番では、後輩が1人でも仲間になるよう力強い音を響かせたい」と意気込んだ。

北國新聞社

最終更新:5/13(土) 1:24
北國新聞社