ここから本文です

小池都知事「政局化」にイライラ、五輪費用分担問題

日刊スポーツ 5/13(土) 10:02配信

 東京都の小池百合子知事は12日の会見で、20年東京五輪・パラリンピックの費用分担問題が政局化しているとの指摘に「政局にしたい方がいるとすれば、残念だ」と警戒感を示した。

【写真】五輪費用負担、森会長の無責任発言に10首長激怒

 7月の都議選を控え、「決める政治」の成果獲得をめぐり、官邸&自民との主導権争いが勃発。「小池外し」の包囲網を敷かれた小池氏は会見で、都が仮設施設整備費の全額負担を発表した経緯説明に、時間を割いた。競技会場を抱える千葉、埼玉、神奈川の3県知事が、安倍晋三首相に早期決着を直談判し、首相が丸川珠代五輪相に調整を指示した2日後、首相と会談して表明。後手に回った印象に、我慢ならないようだ。

 都の負担については、都議会の施政方針演説などで触れたとし、あくまで既定路線と強調。「作業チームの精査で調整が進み、機は熟した。決断の時期と考え、5月2日に首相に会う日時を決めた」。会談日程は大型連休前に決まっていたと、わざわざ言及した。

 「脚本・官邸、出演・各知事で、小池氏は不利な決断を迫られたような印象。小池1強の足場が揺らいでいるとの話もある」として、都議選への影響を問われたが「あまり政治的に混乱することは避けたい。(都議選は)有権者が判断する」と恨み節は封印。一方で「政局なら国民は興ざめだ。そう見られてしまうこと自体が残念」と述べた。

 全体の経費分担は、5月中の大枠合意を目指す方針を表明。全額負担を説明せず、反発が強まる都議会には「成案を得た段階で、しっかり説明する」と述べた。国会議員時代は政局で絶妙に立ち回ったが、今回は「逆政局」で攻め込まれている。【中山知子】

最終更新:5/13(土) 10:50

日刊スポーツ