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G7:米財務長官と「自由貿易」論議で歩調合わず、各国対応に苦慮

Bloomberg 5/13(土) 5:48配信

イタリア南部バリで開催されている先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議では、既存路線とかけ離れた見解を主張するムニューシン米財務長官に対して各国代表が手を焼いている。

ドイツのショイブレ財務相ら各国財務相は、自由貿易に関するこれまでのコンセンサスにムニューシン長官も加わるよう働き掛けている。

フランスのサパン財政相は記者団に、「ショイブレ氏を含む多くの財務相はムニューシン長官に対し、既に確立されたフレームワークに関する議論など考えられないことだと説諭してきた」と述べ、「これまで安定と経済成長をもたらしてきた枠組みを破壊することなど想像できないし、あってはならないことだ」と、語気を強めた。

ムニューシン長官にとって今回が初のG7会合となる。これより先に行われた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、ムニューシン長官とその他の会合出席者の間で折り合いがつかず、共同声明にあった「あらゆる形態の保護主義に対抗する」との文言が削除された。

日本銀行の黒田東彦総裁は記者団に対し、自由貿易を否定し、保護主義を支持することで不均衡が是正されるわけではなくむしろその逆だと述べ、それが多くの国のコンセンサスだろうと続けた。

ムニューシン財務長官はバリ滞在中に日本やイタリア、ドイツなどと財務相会談を行う予定だ。

原題:Mnuchin’s G-7 Partners Struggle to Engage Odd Man Out on Trade(抜粋)

David Goodman, Saleha Mohsin, Alessandra Migliaccio

最終更新:5/13(土) 5:48

Bloomberg