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静岡県内地銀 2行経常減益 17年3月期決算

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 5/14(日) 7:35配信

 静岡県内地銀4行(静岡、スルガ、清水、静岡中央)の2017年3月期決算が13日までに出そろった。マイナス金利政策下で利回りに低下圧力がかかる中、各行は収益性の高い商品・サービスの取り扱いや株式等売却益の確保などに努めた。貸出金利息の減少や国債等債券関係損益の悪化などから単体の経常利益は2行で減益になった。

 期中平均の貸出金残高は全行で伸長。個人特化型ビジネスを展開するスルガは、貸出金残高に占める個人ローンの割合を89・3%に高め、貸出金利回りが3・62%と前年比0・06ポイント上昇した。静岡は中小企業や個人の資金需要にきめ細かく対応する融資戦略を展開して利回り低下を抑え、貸出金利息を2年連続で伸ばした。清水と静岡中央も個人、中小企業の資金需要の掘り起こしに取り組んだ。

 純利益はスルガと静岡中央で増加。静岡は持分法適用関連会社ののれんを一括処理する費用を特別損失に計上したのが響いた。不良債権残高(リスク管理債権)は全行が圧縮。連結自己資本比率は4行とも高い健全性を示している。18年3月期も利回り低下懸念が残るものの、県内景気は緩やかな回復基調とされる。各行は収益力強化へ、事業性評価に基づく企業支援や個人のニーズに沿った商品・サービスの提案などを進めるとしている。

静岡新聞社

最終更新:5/14(日) 7:35

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS