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横綱初凱旋に熱狂!稀勢、V3へ14日出陣「しっかり感じてやるだけ」

サンケイスポーツ 5/14(日) 7:00配信

 大相撲夏場所は14日、東京・両国国技館で初日を迎える。13日は土俵祭りと優勝額贈呈式が行われ、今年の初場所と春場所を制した横綱稀勢の里(30)に2枚の優勝額が贈られた。横綱として迎える初の東京場所。「また(優勝額を)いただけるように、しっかりやりたい」と稀勢の里。先場所痛めた左上腕部などに不安は残るが、3場所連続優勝を誓った。

 「稀勢さま~」。女性ファンの絶叫が、国技館のロビーに響いた。初日を翌日に控えた土俵祭りを終えた稀勢の里が姿を見せると、カメラに収めようと必死で撮影する一般見学者たち。中には手を合わせて拝む年配者もいた。

 「(期待を)しっかり感じてやるだけ。一日一日集中したい」

 “稀勢の里フィーバー”が続く中、いたって冷静な口調の主役は土俵祭りの後、国技館に新たに掲げられる優勝額の贈呈式に出席した。悲願の初優勝を飾った大関時代の1月の初場所と、新横綱で優勝した3月の春場所の2枚が贈られた。

 縦3・17メートル、横2・28メートルの巨大な額。稀勢の里は「こんな立派な優勝額をいただいて、本当にありがたい。またいただけるようにしっかりやりたい」。感慨深げな表情を浮かべながら、昭和12年夏場所の双葉山以来80年ぶりとなる初優勝からの3連覇に向けた強い思いを口にした。

 国技館の天井付近に飾られる優勝額は、年3場所の東京開催場所で2枚ずつが掛け替えられる。先場所のものは綱を締め、左手に太刀を持った堂々とした姿。2枚ともポーズは「なるべく正面を向きたいと思っていた」との稀勢の里の希望で、仁王立ちとなった。

 新横綱場所だった春場所13日目に左上腕部、左大胸筋を負傷。優勝はしたが、4月の春巡業は全休した。今月6日から関取衆と相撲を取り始め、積極的に出稽古を重ねて急ピッチで仕上げた。それでも不安は残る。

 八角理事長(元横綱北勝海)は稀勢の里について「脚のけがなら衰えたりするし、力が入らなくて不安だが、脚を鍛えたのだから」と前向きに捉え、「横綱はけがを理由にできない」と、出場を決めた横綱の奮闘に期待した。

 稀勢の里は「しっかり調整できた。力んでも仕方ない。自分のやるべきことをやるだけだ」。自信と綱の自覚は揺るぎない。土俵でも、仁王立ちを決める。

最終更新:5/14(日) 7:00

サンケイスポーツ