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通話定額サービスを含めた「トータルコスト」が安い格安SIMは?

5/14(日) 6:25配信

ITmedia Mobile

 MVNOは、さまざまな通話定額サービスを提供している。MVNOの通話定額は多くがオプションだ。そのため実際はオプションの料金以外に、基本料金(音声通話やデータ通信)も発生する。そのためオプションが安くても、トータルコストでは異なる場合もあり得る。

【通話定額込みの料金が最安の格安SIM】

 そこでデータ通信容量は考慮せずに、単純に通話定額を安く使えるプランを各社で探し、トータルコストをサービスタイプ別にまとめた。大手キャリアであれば「基本プラン+データ通信+インターネット接続料」、MVNOであれば「音声付きプラン+オプション」といった形でトータルコストを計算している。なお長期割引やシェア割引、端末購入割引は考慮に入れずに計算している。価格は税別。

●FREETELの「スマートコミコミ+」が最安だが……

 FREETELの「スマートコミコミ+」は、月額999円~の料金に1回10分の通話定額サービスが含まれており、この中では最もお得。ただし月額999円はデータ通信は100MBまで、セット端末に「Priori 4」を選んだ場合。データ通信1GBまでだと月額1180円、3GBまでだと月額1580円、5GBまでだと月額2180円……という形で増えていく(上限は20GBまでで月額5480円)。

 広く利用しやすい通話定額となると、FREETELの「だれでもカケホーダイ」のトータルコストが月額1279円で安い。このオプションはFREETEL以外の音声プランとも組み合わせができるので、月額980円の音声プラン(もしもシークス/データ容量は月間500MB)と組み合わせたと想定した。

 FREETEL内の料金プランで組み合わせるなら月額999円の音声プラン(データ容量100MBまで)があり、この場合は月額1298円だ。ただし、いずれも「1分かけ放題」を選択した場合なので万人向けではない。

●3分~10分定額で安いところ

 1回3分以上の通話定額であれば、プレフィックス方式の「b-mobile」(1回3分まで)、FREETEL(1回5分まで)、「もしもシークス」(1回5分まで)、あるいはIP電話方式の「TONE」(1回10分まで)、通常回線を使う「J:COM MOBILE」(1回5分まで)が安い。

 特にTONEは月額1500円で1回10分の通話定額なので抜きん出ている。他社は月額1800円程度で1回3分か5分の通話定額だ。ただしTONEの場合、前述したように使用できるスマホは「TONE m15」のみなのがネックとなる。

 またJ:COM MOBILEもスマホセットが必須で、今回は折りたたみ型Android端末の「LG Wine Smart」を選んだ場合のトータルコストを出した。

●24時間通話定額で安いところ

 24時間通話定額となると、プレフィックス方式のもしもシークスが月額2780円、IP電話方式であれば「イオンモバイル」が月額1980円でお得。特にイオンモバイルはデータSIMとも組み合わせられるので料金を抑えられる。ただし緊急通報等ができない点や通話品質に注意。また、もしもシークスの場合も、月間データ容量は500MBしかないプランで計算している。

 このようにトータルで見ると、どの通話定額も一長一短がある。お金がある人は大手キャリアの24時間定額を選べば間違いないが、節約しつつ通話定額を使いたいのなら、やはりMVNOになる。

 だが「安く、大容量のデータ通信ができて、操作も簡単、通話品質もよく、話し放題」などという都合の良いサービスはない。毎月の通話頻度、そして毎回の通話時間を自分で確認し、自分の通話スタイルに最適なプランを選ぶことが結局節約になり、満足度も高いはず。その助けになれば幸いだ。

最終更新:5/14(日) 6:25
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