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圧力強化へ米韓と連携=安倍首相「北朝鮮に毅然対応」

時事通信 5/14(日) 7:13配信

 北朝鮮による14日早朝の弾道ミサイル発射を受け、日本政府は北京の大使館ルートを通じて厳重に抗議、圧力強化に向け米韓両国と調整に入った。

 北朝鮮に影響力を持つ中国に対し、国連安全保障理事会の制裁決議履行を徹底するよう働き掛け、安保理として改めて強いメッセージを発することを目指す。安倍晋三首相は「北朝鮮に毅然(きぜん)として対応していく」と記者団に表明した。

 首相はミサイル発射から約1時間半後の午前7時ごろ、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)を開き、菅義偉官房長官や稲田朋美防衛相らと対応を協議。情報収集・分析を進め、さらなる挑発行動に備えて引き続き警戒監視に怠らないよう指示した。

 首相は弾道ミサイル発射について「断じて容認できない。強く抗議する」と記者団に述べ、北朝鮮を非難。「わが国に対する重大な脅威だ」と指摘し、国民の安全確保に万全を期す考えを強調した。また、米韓や中国、ロシアを含む国際社会と連携する意向を示し、「北朝鮮に対し国連決議を守るよう強く求めていきたい」と語った。

 昼前に開いた2回目のNSCでは、日米、日韓の連携強化を確認。岸田文雄外相は韓国の尹炳世外相と電話で会談し、「対話のための対話では意味がなく、今は圧力をかけていくことが必要だ」との認識で一致した。谷内正太郎国家安全保障局長はマクマスター米大統領補佐官(国家安全保障担当)と電話で協議、中国を含む全ての国連加盟国が制裁決議を履行すべきだとの立場を確認した。

 今回のミサイルに関し、防衛省は新型だった可能性があり、発射は成功したとみている。同省幹部は「迎撃は難しくなっている」と語った。

 菅長官は記者会見で、ミサイルの種類や軌道、北朝鮮の意図などについて「総合的、専門的に分析している」と説明。航空機や船舶の被害報告はなかったという。 

最終更新:5/14(日) 13:38

時事通信