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ガリガリガリクソン逮捕 相次ぐ芸能人の事故と事務所の悩み

日刊ゲンダイDIGITAL 5/14(日) 9:26配信

 12日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで大阪府警に逮捕された、お笑い芸人「ガリガリガリクソン」こと坂本祐介容疑者(31)。警察が「証拠隠滅や逃亡の恐れがない」と判断したことから、13日午後に釈放された。

 ガリクソンは逮捕された日の早朝、大阪市の路上で、パンクした車の中で寝ているところを通報され、呼気から基準値以上のアルコールが検出された。調べに対し「酒を飲んだが、運転したかは覚えていない」と話しているというが、防犯カメラの映像などから、飲酒後に運転したとみられている。ニートキャラのデブ芸人として人気だったガリクソンだが、芸人人生に関わる事件となりそうだ。

 気になるのは、芸能人による“車のトラブル”の多さだ。ひとつの事故で全てを失ってしまうのが芸能界の怖さである。昨年12月には、お笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介(37)が、タクシーへの当て逃げ事故を起こし謹慎。最近ようやく、テレビなどに本格復帰したばかりだ。

「タレント本人に運転させれば、何かしらのトラブルが起こることは想定しないといけない。俳優やタレントに絶対運転させない芸能事務所もありますが、それもごく一部です。顔が知られるようになれば、電車などの公共の交通機関は使いづらいし、タクシーも費用がかかり過ぎる。よほど売れているタレントでない限り、本人が車を運転して移動せざるを得ないのが現状です」(芸能プロ関係者)

 ガリクソンは昨年、本紙の連載企画「役者芸人貧乏物語」で下積み時代の苦労を語っている。駆けだしのころ、実家の兵庫県伊丹市から大阪まで片道約25キロを、電車賃を浮かすため自転車で通っていたようで、「カンカン照りの日も台風の日も吹雪でも関係ナシですわ。そら、キツかった」という。苦しい時を経て、売れてきて、車を持てるようになったと思ったら……。

 飲酒運転は絶対ダメだが、芸人の悲哀を感じずにはいられない事件だ。

最終更新:5/22(月) 17:08

日刊ゲンダイDIGITAL