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バングラデシュ、履物市場10~15%成長続く 中間層が拡大

SankeiBiz 5/15(月) 8:15配信

 バングラデシュは、履物市場の拡大が続いている。人口が増加傾向にあることに加え、ファッションに関心の高い中間層が拡大したことなどが要因だ。地場複合最大手オリオングループの子会社オリオン・フットウエアによると、2016年の市場規模は1600億タカ(約2120億円)で、ここ数年は10~15%成長が続いているという。現地紙デーリー・スターが報じた。

 オリオン・フットウエアは、2年前にバングラデシュ国内の履物市場に参入した。同社によると、現在、同国は1人当たりの靴の所有数が3足となっており、5年前の1.7足から大幅に増加、年間の販売数はおよそ3億足だという。同社幹部は「靴を履く人が増えた。いまや持っていない人はめったにいない」と指摘した。

 バングラデシュの履物市場は伝統的な小規模小売りが販売をほぼ独占していたが、ここ数年は近代的小売りの勢いが増している。同市場の近代的小売り形態は、1962年にチェコ発祥のバタがバタ・バングラデシュを設立してスタートし、1社の時代が長く続いた。

 しかし、2006年に地場アペックス・フットウエアが参入後、国内外からの参入が相次いだ。特にこの2年はバングラデシュ経済の成長と各社の広告戦略により、市場における近代的小売りのシェアが堅調に拡大しているという。

 アペックスのバングラデシュ国内店舗数は今年4月中旬に224店となり、9月には250店を突破する見通しだ。同社幹部は「履物分野は、欧州のような成熟市場での参入こそ難しいが、新興国では正しいビジョンと目的があれば成功できる」と自信を示し、今後15~20年で近代的小売り形態がバングラデシュの履物市場の主流になるとの認識を示した。

 国内の市場拡大に伴い、バングラデシュの履物輸出も増加している。現地経済紙フィナンシャル・エクスプレスによると、15年度(15年7月~16年6月)の輸出額は7億1400万ドル(約785億円)で、この10年は年平均約20%の伸びだ。(ニューデリー支局)

最終更新:5/15(月) 8:15

SankeiBiz