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オンラインでグループ学習の英語教育 LEARNie・南部洋志社長

SankeiBiz 5/15(月) 8:15配信

 新規事業を毎年、複数立ち上げることを目標に掲げるイグニッション・ポイント(東京都渋谷区)は、今年の新規事業の一つとして「LEARNie(ラーニー)」を選んだ。15日付で設立し、オンラインとグループレッスンの組み合わせという日本初の英語教育ビジネスに乗り出す。南部洋志社長は「習い事で抱える課題を解決すれば(後発でも)勝機はある」と自信を見せる。

 --課題とは

 「子供に習い事をさせる親の約65%は付き添いや送り迎えを負担と感じている。その割合は共働きの増加とともに顕在化。また2020年から英語は小学3年生から必修化、5年生から教科化されるが、学年が上がるにつれて『英語が好き』と答える生徒が減る。小学校の英語授業では楽しみながら成長できていない」

 --どのように解決するのか

 「送り迎えを不要にするためオンライン学習を採用し、先生は日本語でも英語でもコミュニケーションができるバイリンガル。これにより親の送迎負担を解消し、日本語があまり話せない外国人が教えることで発生する英語アレルギーをなくす。また子供の好奇心と成長を支える仕組みとして、オンラインでありながら先生も生徒も毎回同じ顔ぶれとし、グループワークのコミュニティーができるようにした。親はマンツーマンを求めがちだが、子供は友達と一緒のほうがいい。授業料も月額6000円(週1回60分)とリーズナブルで継続しやすい」

 --アクティブラーニングも特徴的だ

 「アクティブラーニングで思考力や判断力、主体性、協調性などを身につけてもらう。このためレッスンは、前回学んだことを確認する『ウォームアップ』→『グループワーク』→その日に学んだことを生徒自身の言葉で表現する『振り返り』の流れの設計だけでなく、先生が各セッションで『どのような問いかけをすれば能動的に学習するか』ということを考えてコンテンツを作成。これにより子供の学習意欲と効果を高める。私がグロービスで経営幹部候補生やイノベーション人材の育成に向けた設計で身につけたものを応用した」

 --市場性は

 「少子化の中でも幼児・子供向け語学市場は12年の929億円から15年は1010億円と堅調に推移しており、小学生の英語教科化の流れの中でさらに拡大するとみられる。一方で、15年の語学ビジネス市場5244億円のうちeラーニングは80億円にすぎない。オンライン英会話市場は拡大が見込まれる」

 --事業計画は

 「昨年11月からトライアルで生徒60人による無料授業を行ったが、93%の生徒が『レッスンは楽しい』と評価した。手応えを感じており、18年5月には生徒数2000人を目指す。今期(18年4月期)の売り上げは5000万円規模だが、来期は数億円に引き上げ黒字化を図る。5年後には20億円の売り上げを目指す」

最終更新:5/15(月) 8:15

SankeiBiz