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5・15平和行進 雷雨の中、戦思い進む きょう名護で県民大会

5/14(日) 11:28配信

琉球新報

 日本復帰45年目の節目を前に「第40回5・15平和行進」(同実行委員会・沖縄平和運動センター主催)が2日目の13日、県内各地で行われた。約1540人(主催者発表)が参加した。大雨・洪水・雷注意報が発表されている中、「中部・基地コース」と「南部・戦跡コース」「宮古島コース」にそれぞれ分かれて平和の尊さや辺野古新基地建設反対を訴えて行進した。最終日の14日は、名護市の瀬嵩海岸で県民大会を開く。


◇南部コース 平和の祈り心に刻み

 南部コースは午前9時半、大雨の中、雷鳴を聞きながら約760人が糸満市の平和祈念公園を出発した。沖縄平和運動センターの佐賀裕敏副議長は「沖縄戦中の住民は、きょうのような雨が降る中を逃げた。思いをはせながら歩いてほしい」とあいさつした。

 平和祈念公園を出ると次第に雨粒が大きくなり、打ち付けるように降り始めた。それでも参加者らは「米軍基地を撤去しろ」「普天間基地を全面返還しろ」とシュプレヒコールを上げ続けながら歩を進めた。

 当初の予定では国道331号を八重瀬方面に進み南風原町役場を目指す予定だったが、雨脚が激しくなったために途中で断念し、南城市中央公民館で解散した。

 初めて平和行進に参加した中学校教員の下里文子さん(47)=那覇市=は「沖縄県民だけでなく、全国民に、5・15が何を意味する日なのかを考えてほしい」と訴えた。


◇中部コース 金網沿い、撤去訴え

 【中部】本島中部地域の米軍施設を巡る「中部・基地コース」は、労働組合などから約700人が参加した。雨が降りしきる中、金網沿いを練り歩き「静かな生活を返せ」「基地のない平和な沖縄をつくろう」と声を上げた。

 沖縄市役所を出発し、国道330号を南下。北中城村石平の米軍キャンプ瑞慶覧石平ゲートや宜野湾市の米軍普天間飛行場野嵩ゲートの前を歩いた。悪天候が続くと予想されたため、宜野湾市民会館に到着したところでこの日は終了した。

 北谷町砂辺の吉田ちあきさん(61)は「大きな権力でも民衆一人一人の力の方が強い。同じ気持ちで頑張れば厚い壁も崩せる」と力を込めた。埼玉県から参加した椎名久和さん(56)は「沖縄は45年前に復帰した日本の一部。見捨てるわけにはいかない」と力を込めた。


◇宮古コース 自衛隊配備へ声上げ

 【宮古島】沖縄の日本復帰から45年を迎えるのを前に「5・15平和行進」(平和運動センター宮古島主催)が13日、宮古島市であった。約200人(主催者発表)が参加した。雨が降って雷鳴が響く中、初めてコースに組み込まれた陸上自衛隊配備計画の候補地「千代田カントリークラブ」前などを行進し、「自衛隊配備反対」などとシュプレヒコールを上げた。

 出発式に出席した野原部落会の仲里成繁さんは「地元としても陸自配備に絶対に反対したい」と語った。沖縄平和運動センターの山城博治議長も参加し「沖縄は民主主義を守る闘いの最前線だ。全国の仲間と連帯して戦争への道を止めよう」と強調した。

 行進後、市役所平良庁舎前広場で「5・15平和とくらしを守る宮古郡民大会」が行われ「平和で自然豊かな宮古島、沖縄、日本を子や孫の未来に引き継ぐために闘う」などとする大会決議が採択された。

琉球新報社

最終更新:5/14(日) 11:28
琉球新報