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<北朝鮮ミサイル>韓国、挑発に警告「韓米で強力な対応」

毎日新聞 5/14(日) 11:53配信

 【ソウル米村耕一】韓国軍合同参謀本部によると北朝鮮は14日午前5時半ごろ、北朝鮮北西部・平安北道亀城(クソン)一帯から弾道ミサイル1発を発射した。ミサイルは700キロ以上飛行し、日本海に落下した。米韓軍がミサイルの種別を分析中で、米太平洋軍は「飛行状況は大陸間弾道ミサイル(ICBM)とは一致しない」と発表している。

 北朝鮮との対話姿勢を明確にする韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権発足から5日目の「挑発」で、文大統領は14日午前8時に国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開催。「明白な国連決議違反であるだけでなく朝鮮半島はもちろん、国際的な平和と安定に対する深刻な挑戦であり、強く糾弾する」と述べて、北朝鮮側を強く批判した。文氏は就任当初から北朝鮮との対話姿勢を示していたが、北朝鮮側が核・ミサイルの開発については、韓国にいかなる政権が誕生するかに関わらず、姿勢に変化がないことが改めて示された。

 北朝鮮は最近、中国を含む国際社会による制裁強化に対する反発姿勢を強めている。11日には、米ニューヨークの国連代表部を通じて「自主権と国民の生存権を踏みにじる反人道的な犯罪行為だ」と批判する文書を発表した。今回のミサイル発射には技術的理由と同時に、同様の意図を含む可能性もある。

 韓国軍合同参謀本部はミサイル発射を受けて「北朝鮮による無謀な挑発行為に対して強く警告し、核・ミサイル開発を直ちに中止するよう改めて求める。警告を無視して挑発を続ける場合、わが軍と韓米同盟の強力な対応に直面するだろう」とのコメントを発表した。

 北朝鮮は2月12日にも亀城から潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を適用した固体燃料式の新型中距離弾道ミサイル「北極星2(KN15)」を発射、ミサイルは約500キロ飛行して日本の防空識別圏内に落下している。

最終更新:5/14(日) 15:22

毎日新聞