ここから本文です

<北九州アパート火災>消防司令「経験ない規模だった」

毎日新聞 5/14(日) 13:13配信

 6人が亡くなった北九州市小倉北区のアパート火災。消火作業の現場指揮を執った小倉北消防署の岩田忠好・消防司令(53)が取材に応じ、「これまで経験したことのない火災だった」と語った。

【当時の様子】激しく火花を上げて燃える木造アパート

 「建物火災。木造2階建て。屋根から炎。傷病者多数」。7日午後11時20分に火災発生の連絡を受けた。当時は風が強く、現場から1キロ離れた消防署車庫のシャッターを開けると、木や壁が焦げたような火災特有の臭いがした。規模の大きな火災だと感じた。

 現場に到着すると、建物は屋根から炎が吹き出て、火の粉が飛び交っていた。現場は住宅密集地。延焼を警戒し、第2出動をかけた。消火を続けると、安否が分からない人が複数いて、逃げ延びた居住者が「中に人がいる」と話していたことが分かった。

 建物は約1時間後に鎮圧状態になったが、火の粉がくすぶり、焼け落ちた床などの堆積(たいせき)物で捜索は難航した。「どうか逃げていてほしい」と祈りながら行方不明者を捜した。

 今回の火災を受け、「火災予防に更に力を入れたい」と話す。【宮城裕也】

最終更新:5/14(日) 14:13

毎日新聞